ハロウィンの仮装をするにはまだ早いこの時期に、アメリカでキャプテン・アメリカのコスチュームを身に着けた男が強盗を働いたことで逮捕され、一躍有名になってしまった。隆々とした筋肉を真似たクッション入りのコスチュームは動きを妨げそうだが、男が何故このような格好をしていたのか警察も理解できないようだ。『New York Post』『KIRO 7 News』などが伝えている。

今月10日の午前3時頃、米ミシシッピ州クラークスデールのある住居で警報装置が鳴り響いたため住人が銃を手にして外を確認すると、裏庭の納屋にスーパーヒーローのキャラクターで知られるキャプテン・アメリカに扮した男がいることに気付いた。

もちろんこの男はスーパーヒーローではなく、頭からつま先までキャプテン・アメリカのコスチュームを纏った不法侵入者だった。男は鉄パイプのような物を持っていたが、発見した住人は元海兵隊員だったうえに銃を持っていたことで男は逃げずに大人しくしていたと思われ、通報を受けた警察官が駆けつけてその場で逮捕された。

男はデイビッド・ホッブス(David Hobbs、36)で、逮捕時にはキャプテン・アメリカのコスチュームに加えなぜか妖精の羽も着けていたという。アメリカでは強盗や窃盗などによる不法侵入の事件は多々あるが、デイビッドのこの奇妙な姿が注目を集めることになった。

デイビッドはコアホマ郡刑務所に召喚され、そこでマスクをはがされて手錠をかけられた状態で警察に写真を撮られた。その写真をネット上で目にした人達からは、次のようなコメントがあがっている。

「これが36歳男性のすることか?」
「たぶん、この男はドラッグを摂取しているよ」
「このキャプテン・アメリカはシールド(盾)を忘れたみたいだね。だから刑務所に行くことになったんだよ」
アイアンマンに助けを求めることは彼のプライドが許さなかったのかな?」
刑務所内でもこの格好でいて欲しいなあ」

なお警察では、デイビッドがなぜキャプテン・アメリカの格好に妖精の羽を着けていたのか、その理由は分かっていないと声明を出している。デイビッドは重窃盗罪により仮釈放中で、今回の住居侵入窃盗罪で保釈金2万5千ドル(約270万円)が設定された。

ちなみにアメリカでは昨年12月、アイオワ州でライフル銃とナイフを持ったコンビニ強盗の2人組の男がバットマンのコスチュームと全身を覆う緑色のボディスーツを身に着けていたという。

画像は『New York Post 2019年9月13日付「‘Captain Americabusted for breaking into home shed in Mississippi」(Clarksdale Police Department)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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