攻撃面で違いを作る香川の働きを高く評価 「我々が必要としているものだった」

 日本代表MF香川真司が今シーズン加入したレアル・サラゴサで輝きを見せている。リーガ・エスパニョーラ2部開幕5試合ですでに2ゴールを挙げ、チームも4勝1分と最高のスタートを切った。そんなチーム状況を喜び、日本人MFを称賛しているのがサラゴサを率いるビクトル・フェルナンデス監督だ。

 スペインメディア「エル・デスマルケ」によると、第6節ルーゴ戦に向けた記者会見に臨んだフェルナンデス監督はMFハメス・イグベケメ、そして香川の状態について太鼓判を押している。負傷があったイグベケメについて「彼は大丈夫だ。我々にとってとても重要な存在であることを示してきている」と信頼を寄せるとともに、香川についてこのように評している。

「(香川のコンディションは)かなり回復している。直近の彼の肉体的な課題は心配したところだった。(デビュー戦となった)テネリフェ戦のゲームから見ていくと、フィジカル的な部分は大きく改善されてきた。3人の(前線の)選手の中で、ピッチ内を最も素早く走ってくれる選手の1人だ」

 香川のアジリティーの高さが、サラゴサの攻撃をアップテンポにしてくれていると高く評価している。「我々はラストパスを通す必要がある。それは我々が必要としているものだった」と、ゴールだけでなくアシスト役としても機能する香川の希少性にも目をつけている。

 スペインの水に早くも馴染んだ感がある香川。相手チームのマークが厳しくなるなかでも、指揮官をさらに満足させるプレーを見せられるだろうか。(Football ZONE web編集部)

好調を維持するサラゴサMF香川真司【写真:Getty Images】