日本は中国から大量の農作物を輸入していることからも分かるとおり、中国は世界の農業大国の1つだ。しかし、農業の質という点で見れば、日本の方が中国を圧倒しているという。中国メディアの今日頭条は15日、中国の農業が日本の農業に追い付くには「少なくともあと50年はかかる」と論じる記事を掲載した。

 記事は中国の農業が日本に劣っていると主張する根拠として、まず農業従事者の「年収の差」を挙げた。日本では農業だけで生活を成り立たせることは可能だが、中国では農民の生活は非常に苦しいと強調し、日本と中国の農業従事者の可処分所得の差は「数十倍にもなる」と主張した。

 次に農業で大切となる「土壌」にも大きな差があるとし、日本は1950年代から有機農業に着手し、農作物の品質と価値の向上に成功したが、中国は生産量を盲目的に追い求めているため、大量に農薬を使用していて土壌を犠牲にしていると強調。このままでは土は痩せる一方だと指摘、「質の高い農作物は期待できなくなってしまう」と指摘した。

 また、「考え方」にも大きな差があると紹介。日本の農業では生産量のみを盲目的に追及するのでなく、外観や口当たり、風味、味といった品質全体を重視していると指摘する一方、中国の農民は安易に流行に飛びついて栽培する農作物を変えたり、生産量をいかに増やすかという点だけに固執していると強調。

 これでは品質の向上や安全性の担保は難しいと説明し、中国は農業大国でありながらも、農業の現場はまだまだ原始的であることも多いと指摘し、機械化や無人化が進む日本の農業に追いつくには「少なくともあと50年はかかる」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

わが国が日本の農業に追い付くには「少なくともあと50年はかかる」=中国メディア