赤身肉=ヘルシーじゃない

赤身肉は、貧血を予防・改善する鉄のほか、体脂肪燃焼を促すLカルニチンという成分がたっぷり。そのため、ダイエットサポート食品として人気となっています。でも、いくら赤身肉といっても、意外と脂質は多いもの。そのため、肉の脂質が脂肪として溜まりにくくする食べかたを知っておかないと、ダイエットどころか、逆に太ってしまうことにもなりかねません。

肉の食べ方のポイントは、野菜を先に食べること。野菜に含まれる食物繊維が腸に壁をつくり、脂質が大量に吸収されることを防いでくれるからです。また、余分な脂質を包み込んで体外へ排出してくれるため、脂肪の溜め込みも抑えてくれます。

同時に、脂肪が溜まる原因となる、血糖値の急上昇も防げます。常に、食物繊維→タンパク質・脂質→糖質の順で摂取することを意識してくださいね。

脂肪を溜めない食べ順

1 野菜(副菜)
ブロッコリーなど噛みごたえのある野菜や、大きめにカットしたキャベツ、海藻などがたっぷりのサラダなどを最初に食べましょう。満腹感も得やすく、食べ過ぎも防げます。

2 汁もの・スープ
具だくさんの味噌汁スープがベターです。具は野菜をメインにたっぷりと。ただし、イモ類が入った汁物は糖質が多いので量は少なめに。

3 メインディッシュ(主菜)
サイコロステーキなど、食材が大きくカットされたものがおすすめです。理想はモモやヒレなど、できるだけ脂身の少ない赤身肉を中心に食べることです。

4 ご飯・パン(主食)
主食は最後に。ただし、ご飯だけを食べ続けるのはツラいので、メインディッシュと交互に食べてOK。パンは脂質が多いので避けたほうが無難です。

出典:『フルマラソン完全攻略法

監修:管理栄養士 篠原絵里佳
ライター:楠田圭子
PHOTO : PIXTA

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