俳優のブラッド・ピットが主演と製作を務め、トミー・リー・ジョーンズと宇宙飛行士の親子を演じるスペースアドベンチャー映画『アド・アストラ』より、ブラッド自身も驚いたという壮大でリアリティーあふれる宇宙空間を映し出す特別映像が到着した。

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 本作は、ブラッド演じるロイ・マグブライドが、宇宙のかなたで消息を絶った父と、その謎の“答え”を探すために宇宙へと旅立つ、衝撃の救出ミッションを描くエンターテインメント作品。監督はジェームズグレイ。脚本はグレイとイーサン・グロスが共同執筆している。

 現地時間9月16日には本作のスペシャル・スクリーニングイベントワシントンDCで、同18日にUSプレミアロサンゼルスで実施され、ブラッドやトミーキャストスタッフ陣が集結し、喝采を浴びた。

 今回到着した映像では没入感あふれる圧巻の宇宙空間が映し出され、ブラッドは「大スクリーンで観ると段違いだ。あまりの壮大さに言葉を失う」と驚きを隠さない。

 ジェームズ監督は、本作では何よりも観客誰もが信じ込める宇宙の“リアリティー”を追求したという。そのために、CGを極力使わず細部までフィルム撮影を行ったり、実際にグリーンバックではなく地球上のロケ地で惑星を再現したりと、さまざまな趣向が凝らされている。監督は「フィルム撮影なので細部の重厚さが感じられる。観客はキャンバスを描く筆のように映画の一部になる」と語った上、「私はこれまでの宇宙を舞台にしたSF作品にはないリアリティーのある作品を作りたいと思った。本作の宇宙の映像は素晴らしいものになっているよ」と自信を示す。

 そんな強いこだわりのもと、ジェームズ監督と共に撮影現場を仕切っていたのは『インターステラ―』(2014)を手掛け、『ダンケルク』(2017)でアカデミー賞にノミネートされた撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマ。ホイテは『ダンケルク』で、まるでその場にいるかのような緊迫感あふれる没入感を作品にもたらしていたが、本作でも知り得る宇宙描写の技術をすべて撮影に注ぎ込んだという。ジェームズ監督は本作の宇宙描写について「宇宙船のモニターにコックピット、背景もCGではなく、実際のものだ。宇宙の無重力のシーンも効果的、効率的に再現できたんだ」と語っている。

 映画『アド・アストラ』は公開中。

映画『アド・アストラ』場面写真 (C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation