9月21日(土)に決勝戦が生放送される「キングオブコント2019」(夜6:55-9:54ほか、TBS系※一部地域は夜7:00より放送)。WEBザテレビジョンでは準決勝進出全組へのインタビューを実施、意気込みなどを語ってもらった。本記事ではロングコートダディのコメントを紹介する。
【写真を見る】 「キングオブコント2019」準決勝進出の全34組！
「キングオブコント」は優勝賞金1000万円を目指し、"コント"で熱いバトルを繰り広げ日本一を決める大会。2019年で12回目の開催となり、過去には東京03、ロバート、バイきんぐ、かまいたち、ハナコらが優勝を決めている。
2019年の総エントリー数は2413組で、準決勝出場は34組。その中から、決勝に進むことができるのは10組という狭き門となっている。
ロングコートダディは、2009年に結成。吉本興業に所属する堂前透(写真左)と兎(写真右)のコンビ。準決勝までの厳しい闘いをくぐり抜けてきたロングコートダディの“思い”とは？また優勝する自信は？
(※決勝進出者の発表は21日の大会当日です。本インタビューは、出場者自身も準決勝の結果を知らない状態で行っています)
■ コンビの強みは「ワード？空気感？」
――お二人の強みは？
堂前透：なんやと思う？
兎：“ワード”って言ったらチープですけど、自分たちの言い回しを大事にしてるかなと思います。
僕はネタを書いてないんですが、そこは感じてますし、自分もそうしようと心掛けてます。
堂前：ワードとかじゃなくて、全体的な空気感みたいな。ワードは特に、強みだとは感じていないです。
兎：…なに否定してるん。
堂前：(笑)。
兎：あっ、さっきの続きがあって。ワードとかを大事にしていたけど、最近はそこをあんまり気にせず、空気感の方を大事にしてますね。
――完全に乗っかってません？
兎：いやいや、違いますよ。先に言われちゃったんで。僕まだ終わってないのになって。
堂前：いや、でも僕もまだ終わってなくて。「けっきょく、最終的に強くせなあかんのはワードかな」と今は思ってます(笑)。
兎：あ、そうなんや…。僕はもうさっきので終わっちゃったんで。
――とりあえずワードと空気感で、統一はできてるということですね。
堂前：そうですね。そこを順繰りに回ってる感じですね。
兎：空気感ね。空気感は大事ですよね。
――では、ご自身にキャッチコピーをつけるとしたら？
兎：以前、「顔面阿波踊り」とつけたことはありますが…(笑)、リアルにマジメにキャッチコピーつけるとしたら、なんやろ。
兎：ダサいな。イヤやな〜。
堂前：“生ける”はええんちゃう？ “生ける湯葉”とか。
兎：気持ち悪いしダサいな。何せダサいわ。
堂前：バスタオルは。
兎：それは合ってるかもしれへん。
堂前：“生けるバスタオル”。
兎：“生ける”がいやや。“生ける”をやめてくれへん？
堂前：“生けるバスタオル”です。
――…込めた意味は？
堂前：バスタオルのように、お風呂上りの人をいっぱい包んであげたい。
兎：限定的やなぁ。
じゃあ、それは堂前がつけるキャッチコピーということで、僕は違うキャッチコピーで。
堂前：それぞれ別にキャッチコピーをつけてもいいん？
兎：“生ける”が気に入らなさ過ぎて。えーと…アルデンテ。“バスタオルのアルデンテ”。
――バスタオルは納得してるんですね(笑)。意味合いは？
兎：「ふわふわしてるけど、一本芯は通ってるよ」という。
堂前：キモいな〜。
――ではまとめると「生けるバスタオルのアルデンテ」なんですね。
兎：“生ける”はつけないでください。ダサいんで。別々にしてください。
――わかりました(笑)。では今回のネタについて、自信のほどは？
兎：2本やるんですけど、1本は僕がすごい好きなネタです。
テレビでやりたいなと思っていたネタだったんで、もしキングオブコントの決勝でできれば、最高の舞台やなと思います。テレビではまだやったことがないので。
堂前：もう1本は好きじゃないんか(笑)。
兎：もう1本は、相方とネタ選ぶときに正直「ああ、これ選ぶんだ」って思いました。僕の頭にはなかった。
――堂前さん、もう一本を選んだ基準は？
堂前：なんか行けそうやったから…。
兎：どうなんですかねぇ(笑)。
■ 「ジャルジャルさんはリスペクトライバルです」
――お2人が思うライバルや、意識しているコンビを教えてください。
兎：ライバルっていうと、どうしても近い存在になっちゃうんですよね。
昔から見てきて面白くて尊敬する先輩のジャルジャルさんは、ライバルというよりも、僕の中ではだいぶ上です。
負けたくないとなると、コロコロチキチキペッパーズかなぁ。後輩やし、チャンピオンになってるヤツやし、負けたくないですね。
――コロチキに。
兎：コロチキというより、ナダルですね。
堂前：相方はナダルと仲がいいんですよ。
兎：よく一緒に釣りへ行ったりしていて。
堂前：釣りでは負けてる？
兎：釣りでは負けてない。これ以上、幅を利かせてほしくないんで。
堂前：僕はジャルジャルさんです。ずっと大好きですし。
兎：僕も大好きです。
堂前：負けたくないというと失礼かもしれないんですけど、リスペクトしてますね。“リスペクトライバル”ということで。
兎：戦えたらいいな、と。あと「見たい」と思うコンビはマヂカルラブリーさんです。
――では今回、先輩芸人さんからキングオブコントに関して、何かお言葉はありましたか？
堂前：大阪の先輩で、ピン芸人の守谷日和さんという人から「頑張れ」って言われましたね。
兎：僕も前に守谷日和さんに言われたことがあって。前、別の賞レースに出させてもらって、それは負けちゃったんですけど、負けちゃった理由として「兎の靴が汚かった」と言われて。
「靴はきれいな靴を履いていけ」って言われましたね。今日(準決勝当日)は、きれいな靴を履いてきましたよ。
――アドバイスが生きているんですね。
兎：そうですね。靴での減点はなくなりましたね(笑)。
■ 「俺の500万円も使え」
――優勝したら1000万円ですが、賞金は何に使いますか？
堂前：言ってたよな、お前。家建てたいって。
兎：たしかに将来海辺に家を建てたいとは思ってるけど、500万円じゃさすがに。
そのときお前、言ってたやん。「俺の500万円も使え」って。
堂前：うん。いいよ。
兎：いいの!?でも1000万円でも建たへんよ。
堂前：せやな。
兎：だから現実的に考えて、500万円で…バイク買いたいですね。免許も持ってないんで、まず免許取って、バイクを買いたいです。
堂前：俺はそれをサポートしたいです。
兎：いらんて。500万円でいけるから。
堂前：いけるかな。
兎：免許とバイクやで、いけるよ。まだ余るわ！
堂前：ホンマ？その間の生活費とか、必要やろ。
兎：それはいつもの給料でいけるから、大丈夫や！
堂前：正直、僕はそんなにいらないですね。
兎：じゃあどうすんの、500万円。
堂前：親とジャンケンして、親が勝ったら500万円あげます(笑)。まじめな話、親に渡しますね。借りてる分もあるんで。
兎：すげえいい子ちゃんやな！ズルっ!!
――(笑)。では最後に、今回のキングオブコントにかける意気込みをいただけますか。
兎：まぁ、でも楽しみたいですね。その…初めて来たんで。
堂前：記事にするときは「その…」も含めてもらっていいですか？
兎：いらんわ！経験すること全部が初めてなんで、「楽しみやな」と「楽しみたいな」という気持ち、2つともあります。
堂前：僕は、「絶対に頑張るぞ！」ですかね。
ロングコートダディの決勝進出なるか!?そして優勝は？「キングオブコント2019」は9月21日(土)夜6:55-9:54ほか、TBS系で放送。(※一部地域は夜7:00より放送)（ザテレビジョン）
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