インテルは21日、セリエA第4節で宿敵ミランとの今季最初のミラノ・ダービーを戦う。自身初のダービーに臨むアントニオ・コンテ監督が“カルチョスカラ座”での大一番に向けて意気込みを語った。

今季、ルチアーノ・スパレッティ前監督の後任としてインテルの新指揮官に就任したコンテ監督。

これまでの監督キャリアの中でイタリア・ダービーやトリノ・ダービーロンドンダービーなど数多くのビッグマッチを経験してきた百戦錬磨の50歳指揮官は、自身初のミラノ・ダービーに向けて意気込みを語った。イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が前日会見のコメントを伝えている。

「(ミラン指揮官の)ジャンパオロは私と同じように国内の下部カテゴリーで監督キャリアを積んできた。互いに独自の歩みを見せてきたが、今回の素晴らしい機会に値すると思っている」

「また、彼は私と同じようにフットボールに取りつかれた男だ。だから、彼の現状を祝福したい。我々は共にいつでも勝つためにプレーするが、どの試合にも落とし穴が隠されているものだ」

「すべての勝利は適切な方法でもたらされれば、熱意と積極性を後にもたらす。同時に、勝利は緩んだ雰囲気をもたらすこともある。したがって、我々はその状況にうまく対処する必要がある」

「そうは言っても、我々は常に勝利したい。我々に関して過去に非難され続けてきた欠陥に関して話すつもりはない。この9年間、インテルは競争力を失ってきたが、その大部分は浮き沈みによるところが大きい。それは私の意見ではなく、あくまで統計の結果だ」

また、コンテ監督は自身が指導するFWロメル・ルカクの一件を含め、イタリア国内にはびこる人種差別問題に関して苦言を呈している。

「3年ぶりにイタリアへ戻ってきたが、すべてが悪化していることがわかった」

「多くの憎悪、憤慨、それが更なる憎悪を助長している。それは非常にまずいことだ。イタリア国内において問題はどんどん悪くなっている」

イングランドではそういった人種差別主義者が特定され刑務所に送られたりし、スタジアムには来れないようになっている。我々も改善をする必要がある」

また、イタリアメディアに対しては対立や憎悪を助長する記事をなくし、肯定的なメッセージを送ることを求めた。

イタリア国内の悪化に関して我々全員に責任がある。それはあなた方(メディア)も含む。何かが起きたとき、当事者意識を持たずに記事を作ることは簡単なことだ。ただ、そういった敬意を欠く記事が憎悪を助長することに繋がっている。今、我々は改めて自分たちの良心について問う必要がある」

「解決策としては肯定的なメッセージを送り続けることだ。そこに憎しみや暴力を織り交ぜず、常に正しい競争についてのみ強調すべきだ」

開幕4連勝が懸かるインテルと、ミランの意地に期待が懸かる今回のダービーだが、同時に人種差別や暴力のないクリーンな戦いを期待したいところだ。

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