現在イタリアで開催中の「ミラノ・ファッションウィーク」の会場に、歌手兼女優のジェニファー・ロペスがあの“半裸ドレス”をまとって降臨した。19年ぶりに見るジェニファーのアイコニックなドレス姿に、世界中のファンが歓喜の声をあげているようだ。

イタリアでは「ミラノ・ファッションウィーク」が開催中だが、イタリアを代表するラグジュアリーブランド「VERSACE」の「Spring/2020」ランウェイショーフィナーレジェニファー・ロペスがサプライズゲストとして登場した。

この日ジェニファーが着たのは、ヘソ下までの深いVカットとシアー素材で“半裸ドレス”とも呼ばれた“伝説”のグリーンのミニドレスだ。長い年月を経て再びジェニファーがこのドレスを纏ったこと、そしてこのドレスが前回からアップデートされ、さらに露出部分が増えていることにファンは驚きを隠せない様子だ。ジェニファーの投稿した写真にはわずか1時間のうちに100万件を超える「いいね!」が寄せられ、“半裸ドレス”に身を包みドヤ顔で闊歩する姿を収めた動画は、現在880万回超の再生回数を記録している。

ジェニファー・ロペスがこのアイコニックなドレスを着てレッドカーペットを歩いたのは今から19年前、2000年の第42回グラミー賞の時のことだった。過激なドレスに堂々と身を包んだジェニファーのセクシー過ぎる姿は瞬く間に話題となり、人々はそんなジェニファーの姿を一目見ようと必死にネットサーフィンをしたものだ。当時のGoogle会長エリックシュミット氏は2015年に「Project Syndicate」へ寄稿したエッセイの中で、当時の熱狂ぶりを次のように振り返っている。

「(ジェニファーのドレス姿は)それまでにない人気の検索ワードとなりました。しかしあの頃、私達はユーザーが探し求めていたもの、すなわち“あのドレスを着たジェニファー・ロペス”を確実にユーザーに届ける術を持ち合わせていませんでした。Google画像検索はこうして誕生したのですよ。」

Googleが一大革命を巻き起こすきっかけを作ったのは“半裸ドレス”を纏った当時30歳のジェニファーだったが、あれからおよそ20年を経て50歳のジェニファーがさらに進化した同ドレスを堂々と着こなす姿には、ファンでなくとも感嘆せずにはいられないだろう。

3月には恋人アレックス・ロドリゲスとの婚約を発表、4月には“ファッション界のアカデミー賞”との呼び声も高い「CFDA」の「ファッション・アイコン賞」に選ばれ、夏には『It’s My Party Tour』を無事完遂したジェニファー・ロペス。今月に全米公開した『Hustlers(原題)』ではプロデューサーと主演を務めストリッパーを熱演、早くも“賞レース候補”と囁かれている。

「年齢は単なる数字に過ぎない」

ジェニファーはこの言葉を、身をもって体現しているようだ。

画像は『Jennifer Lopez 2019年9月19日付Instagram「Blushing」、2019年9月20日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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