先発の館山は打者1人を打ち取って降板、代打出場の畠山は右前打

■中日 14-2 ヤクルト(21日・神宮)

 今季限りで現役引退するヤクルト館山昌平投手と畠山和洋内野手が21日、本拠地での中日戦で引退試合に臨んだ。先発した館山は大島を二ゴロに打ち取って降板。9度の手術を克服した38歳が魂の4球を投じた。畠山は6回に代打で登場して右前打。19年目の37歳が有終の美を飾った。

 畠山は6回、4番のバレンティンに代わって代打で登場。カウント2-2から中日の先発・柳の6球目の直球をとらえた打球は二塁後方の飛球。二塁阿部が追うも届かず、ボールライト前で弾んだ。

 試合後には2人の引退セレモニーが行われた。館山は「17年間、1つのアウトを取るために、チームのために全力で腕を振ってきた。相手をあざむくことなく真っ向勝負を続けられのは自分の誇り。失敗もたくさんありましたが、ファンのみなさんの前でのインタビューや声援を受けたことは自分の宝もの」と話すと、涙を流した。

 畠山は「振り返ると感謝しかない。私を育ててくれた小川監督、そして練習の姿勢や私生活で厳しく指導していただいた宮本ヘッドコーチ」と話してファンの笑いを取ると「ヤクルトにはたくさん有望な若手がいます。ヤクルトの一員として19年間戦えたことは誇り」と感激の涙にくれた。セレモニー後畠山は「泣かないと思っていたのに、途中で駄目でした」と感無量の表情だった。(片倉尚文 / Naofumi Katakura

ヤクルト・畠山和洋と館山昌平(左から)【写真:荒川祐史】