昨今レジ袋有料化への流れが進んでいる。大手スーパーマーケットなどではすでに実施されており、コンビニエンスストアについても導入される可能性がある。
環境保護の観点から実施されている取り組みだが、レジ袋の代わりとなるエコバッグなどを用意せずにスーパーに立ち寄る人も多く、不満の声も。
■レジ袋有料化をどう思う?
そこで、しらべぇ編集部では全国の10~60代の男女1,653名にレジ袋有料化について調査を実施。
結果、「賛成」と答えた人は47.1%。僅かな差ではあるが、反対派が上回る結果となった。今まで無料だったものが有料となることや、バッグを用意しなければならない煩雑さに拒否反応があるのかも。
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■年代別に見ると傾向
レジ袋有料化に賛成する人を年代別に見ると傾向が出た。
20代~50代は賛成する人が4割程度と少ない。有職者の多いこの世代は、仕事帰りなどはエコバッグを用意することが難しい。また、コンビニに行く機会も多く、「レジ袋を有料にされてはたまらない」と考えている可能性がある。
一方60代は62.1%と割合が極めて高い。環境保全への意識が高いということだろうか。
■反対する人の意見は?
有料化に反対しているのは、30代男性のIさんだ。
「独身で料理ができないので、仕事帰りにスーパーやコンビニに寄って惣菜や弁当を買うことが多い。当然仕事帰りなので、エコバッグなどは用意できないし、仕事用のかばんに入れるわけにもいかない。
結局レジ袋をもらっている状況ですけども、少々納得のいかないものを感じる。ましてコンビニも有料化なんて。環境も大事なのはわかりますが、我々の生活のことも考えてもらいたい」
■賛成の声も
一方賛成するのは60代女性のOさん。
「レジ袋は一時的に持ち運びに使うだけのもので、すぐに捨ててしまう。しかも環境に良くないなら、使わない方向になるのは当然。
環境のことを考える意味でも、有料化するべきなのでは」
レジ袋有料化の波は確実に進んでいるが、反対している人も多い。また、コンビニエンスストア側も反対の声を上げているのが現状だ。このような声も、無視できないものだろう。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年8月9日~2019年8月14日
対象:全国20代~60代の男女1,653名 (有効回答数)
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