台風15号が上陸して甚大な被害を被った千葉県の鋸南(きょなん)町を千葉県森田健作知事は20日に初めて訪問し、屋根が破壊されてブルーシートが張られた家ばかりの光景に愕然としたことが報じられています。

行政の初動が悪くて、被害の状況が把握されていないことも問題視されています。台風17号も迫っているのに大丈夫でしょうか。

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「庶民にはわからないだろうね。何でも、行政のせいにするけど、防災はバカじゃないですよ。色々な仕事で忙しいんですよ。国、県、市町村千葉市のような政令指定都市で役割分担があるから、気安く行政を責めないで欲しいです」

と愚痴る衆議院議員さえいて、呆れます。停電の復旧ばかりが注目されていますが、停電を免れた千葉市内で被災した方も多く苦しんでいらっしゃいます。

「不幸中の幸いか自宅の停電は免れましたが、自宅から徒歩1分の隣町は停電。近所の大手寿司チェーン店も臨時閉店を余儀なくされていました。自宅の被害は、大きな垣根が道路に倒れ、外壁が3枚ほど剥がれ落ち、雨戸は破損。屋根や壁からは、雨漏りする状況」(30代 千葉市Aさん

千葉市は中心部を除いて、高齢者が多い地域です。

「隣家のおばあちゃんから『松の木が倒れかかっているから、見てほしい』とお願いされ、ロープで修復。1人では困難で肩を痛めてしまいました。自宅も、なんとか自力で修繕しましたが、数日後に降る雨で不安でした」

電車を乗り継いで30分ほどの距離にある若葉区は、比較にならない惨状だったそうです。

「駅から会社への道は、多くの電線が切れ、アパートの壁も剥がれ、それらは電線にぶら下がっています。規制線が張られている場所もありますが、まったく手付かずの場所もありました。市民の手により空き地に寄せられたと思われる瓦礫も多くあります」

とにかく、上にも下にも注意を払わないと危険だそうです。

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「若葉区役所の近くでは、金属板が電線に引っかかったまま翌日の夜を迎えています。真下の道には規制線が張られている状態です。ガラスの破片が散乱している道路もあり、外置きの看板は数十メートルも移動、銀行などの重い看板も落下しています。消えている信号機もあり、周囲にも注意を払わなければなりません」

Aさんが勤務する会社の同僚は自宅では洗濯ができず、24H営業のコインランドリーは時間をあけて4回も足を運んだにもかかわらず、利用できないほどに混んでいたそうです。そして、何より一番困ったのは、スマホの充電だったとのこと。

ファストフードは、スマホ充電の為に凄まじい混雑をしており、利用自体が難しい。注文していたデリバリーフードは、キャンセル。事後連絡にて、その旨を知る。諦めて食品を買いに行こうにも、コンビニは閉店。かろうじて営業しているコンビニは混雑が激しく、食品は品薄状態。『すぐに食べられるもの』から無くなっている印象です。東日本大震災ほどの派手な報道もなく、迅速な支援もありません。ご近所同士が助け合って乗り切るしかありませんが、仕事も休むわけにはいかないので、それも限界があります。回復しないままの疲労と、寝不足が続いています」

Aさんは語ります。行政には、対応をきちんと考えて頂きたいものです。(文◎星野純連)

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冗談みたいなキャッチフレーズ(撮影=編集部)