漫画喫茶、略して満喫。あるいはネットカフェ(以下ネカフェ)。読者のみなさんも一度くらいは利用したことがあるのではないか。

ちょっとした休憩や、新作の漫画を読みたくなった時、終電を逃したときなど。あるいは、恋人同士の逢瀬の場として使ってしまう人も...。とにかく用途様々、便利(?)な施設である。

筆者は大学生時代に、都内の大手チェーンで夜勤アルバイト22時から7時まで)をしていた。深夜のネカフェは昼間とは客層が一味も二味も違う。


終電を逃したサラリーマンはもちろんのこと、どうみても「パパ活」中の女性とおじさんや、ワンカップの匂いが漂う「常連」のおばさんなどなど...。色々な事情を持った人達が入り混じるのが深夜のネカフェである。

思い返すだけでもあの空間は異質だった。ゆえに筆者が味わった経験を読者のみなさんにも共有したい。今回は、元店員が見た深夜の「ネカフェの裏側」をお教えする。また同時に、ネット上にあがる疑問にも答えていこう。

「音漏れ」と「臭い」には要注意

深夜のネカフェに来る客は、終電を逃した客や、カップルシートでイチャつきたい男女などが多かった。個室でイチャつくカップルは多かったが、仕切りが低いので、上から丸見えなケースも。見てる店員の方が恥ずかしくなるので、やめてもらいたかった。

また時折ツイッター上には、

エッチな動画を見てるのって、ばれるの?」

との質問がみられる。

結論を先に述べると、痕跡を残さなければバレない。私が働いていたネカフェの個室には監視カメラなどなかった。カメラでバレることはない。よっぽど派手な動きをしなければ、仕切り越しにバレることもない。

ただし、「音漏れ」と「臭い」には要注意だ。

個室の前を通るとき、備え付けのヘッドホンからセクシーな声が聞こえてきたことがある。そして立て続けに、「オッオーッ」とおじさんの声が...。丸聞こえだ。これは店員のみならず隣の個室にも丸わかりである。

また店員は客が退店した後に、清掃作業を行うが、妙なニオイが漂っていることも。おそらくアレだろう。どうしてもバレたくない人は、ヘッドホンの音量を調整し、退店間際にリセッシュを使うことが必須である。

下世話な話題ばかりで申し訳ないが、他にも苦労することはある。

明け方になると「ピピピピピッ」と爆音アラームが店内に鳴り響く。終電を逃したサラリーマンの仕業である。始発電車発着時刻より1時間前にセットしたアラームは50分前、40分前と10分刻みで鳴り続ける。

すると、他の客からのクレームが始まる。しかしサラリーマンに注意しようものなら逆ギレなんていうこともよくあった。あくまで「マナー」の範疇であるし、店員という立場ではただ注意することしかできない。みな辟易していた。もし隣席にうるさい客がいたならば、耳栓は必須である。

以上、これらは夜勤勤務のネカフェ元店員が経験した、ほんの一部の話である。最近では、女性専用のエリアを設置する店や、通常より小奇麗なVIPルームを用意する店もある。

読者のみなさん、これがネカフェのすべてではないことに留意していただきたい。

ネカフェ店員に聞きたい疑問、募集します

※Jタウンネットでは、ネットカフェ(漫画喫茶)に関する利用者の疑問を募集します。こちらのメールtoko@j-town.net)、もしくは公式ツイッターダイレクトメッセージに、具体的なエピソード、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

夜勤勤務は大変である(flickrより、Dick Thomas Johnson