吉本興業株式会社は22日、2017-18シーズン限りでアーセナルの監督を退任し、現在はフリーのアーセン・ヴェンゲル氏とのマネジメント契約締結を発表した。

ヴェンゲル氏は、フランス・アルザス地域圏バ=ラン県ストラスブール出身。現役時代は中盤でプレーし、ストラスブールで1981年に引退していた。

指導者としてはナンシーで監督業をスタート。1987年から94年まではモナコで指揮を執ると、1987-88シーズンにはリーグ・アンを制覇。そして、1995年には名古屋グランパスの監督に就任した。

名古屋では、フランス人のフランク・デュリックス、ジェラール・パシを新戦力に加え、ドラガン・ストイコビッチや小倉隆史、浅野哲也、中西哲生らが所属したチームを立て直し、1995年天皇杯を制していた。翌シーズンも名古屋で指揮を執っていたが、シーズン途中に退任する。

1996年10月にアーセナルの監督に就任すると、22シーズンにわたって指揮。プレミアリーグ無敗優勝など、リーグ優勝3回、FAカップ優勝7回を経験。チームの黄金期を築きあげ、2017-18シーズンを最後に退任していた。

ヴェンゲル氏はマネジメント契約締結に際し、コメントを残している。

名古屋グランパスを指揮して、天皇杯を獲得してから25年の月日が流れました。東京に戻ってきます。本当にうれしいです」

「日本サッカー界の皆さまに再開できることを今から心待ちにしています。今秋、日本で会いましょう!!」

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