明治安田生命J2リーグ第33節の6試合が22日に各地で行われた。

栃木県グリーンスタジアムで行われた21位・栃木SC(勝ち点25)vs20位・鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点30/1試合未消化)は、3-1で栃木が勝利した。

勝ち点「5」差の残留争い直接対決。試合は現在10試合勝利なしの栃木が5分に先制する。瀬川の左CKを中央に飛び込んだ田代が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。さらに14分、ユウリが敵陣中央でボールを奪うと、セカンドボールを拾った榊がボックス手前から左足でミドルシュート。これがゴール右隅に吸い込まれて、栃木がリードを2点に広げた。

対する鹿児島も51分、ボックス右外でFKを獲得し、キッカーの酒本がゴール前にクロスを供給。これに反応した水本がヘディングシュートを決めて1点差に詰め寄った。

それでも栃木は72分、GKからのフィードをボックス手前のユ・ヒョンが頭で前線にフリック。走り込んだ平岡がGKとの一対一を迎えたが、ここは決めきれず。だが、こぼれ球を大崎が押し込んで、再び2点差に引き離した。

結局、試合は3-1で栃木が勝利。残留争い直接対決を制し、20位・鹿児島との勝ち点差を「2」に縮めた。

三協フロンテア柏スタジアムで行われた首位・柏レイソル(勝ち点63)vs15位・愛媛FC(勝ち点35)は、2-1で柏が勝利した。

現在、3試合勝ちなしの柏と3連敗中の愛媛の一戦。前回対戦では、3-1と愛媛が勝利した。

そのリベンジを果たそうと意気込む柏が、開始直後にチャンス。1分、味方のスルーパスに反応したオルンガが最終ラインを抜け出し、ボックス内から左足でシュートを放つも、GK岡本にセーブされた。

勢いよく仕掛けた柏にアクシデント。マテウス・サヴィオが接触で脇腹を痛めてピッチの外へ。一度はプレーを続行したが、再びピッチに倒れ込んでジュニオール・サントスとの交代で早々に試合から退くこととなった。

その後、激しい攻防を繰り広げるなか、愛媛が前半終了間際に先制点。右サイドから長沼が中央に切れ込み、ボックス右にスルーパス。これに抜け出した藤本が相手を背負いながら右足を合わせる。GK中村に左手で弾かれるも、ボールはゴールラインを割った。

1-0で試合を折り返すと、追いつきたい柏が攻勢を強める。迎えた60分、クリスティアーノの右CKをファーサイドでオルンガがヘディングシュート。これは左ポストに直撃したが、ゴール前左の染谷が大勢を崩しながらも、左足でゴールにプッシュした。

試合を振り出しに戻した柏。すると80分に逆転に成功する。クリスティアーノが右サイドを強引に突破し、深い位置からクロスを供給。相手DFにブロックされながらもボックス右に渡ったボールを、江坂が素早いタッチから中央に持ち込んで左足を振り抜いた。ボールはゴール右隅に突き刺さり、柏が2-1と試合をひっくり返した。

そのまま試合終了。柏が逆転勝利で4試合ぶり白星を飾った。

その他、4試合勝利から遠ざかっていた6位・大宮アルディージャ(勝ち点54)は、イッペイ・シノヅカと酒井のゴールで、12位・東京ヴェルディ(勝ち点45)に2-0で勝利。5試合ぶり白星を飾っている。

▽9/22(日)
水戸ホーリーホック 1-0 FC岐阜
ジェフユナイテッド千葉 1-1 徳島ヴォルティス
柏レイソル 2-1 愛媛FC
FC町田ゼルビア 0-0 横浜FC
栃木SC 3-1 鹿児島ユナイテッドFC
大宮アルディージャ 2-0 東京ヴェルディ

▽9/21(土)
アビスパ福岡 1-1 ファジアーノ岡山
ヴァンフォーレ甲府 1-1 アルビレックス新潟
V・ファーレン長崎 1-0 京都サンガF.C.
ツエーゲン金沢 1-0 レノファ山口FC

▽9/23(月・祝)
《19:00》
FC琉球 vs モンテディオ山形

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