セリエA第4節、ボローニャvsローマが22日に行われ、1-2でローマが競り勝った。ボローニャのDF冨安健洋はフル出場している。

前節ブレシア戦を4-3と逆転で制し、2勝1分けスタートとしたボローニャは、好パフォーマンスを続ける冨安が[4-3-3]の右サイドバックで開幕4試合連続スタメンとなった。

一方、前節サッスオーロ戦を4-2と制して初勝利を挙げたローマは、3日前に行われたヨーロッパリーグイスタンブール・バシャクシェヒル戦を4-0と圧勝した。そのイスタンブールBB戦から5選手を変更。ペッレグリーニやムヒタリアン、フロレンツィら主力がスタメンに戻り、サッスオーロ戦と同じスタメンとなった。

立ち上がりからローマが押し込みにかかる展開となった中、冨安は対面のムヒタリアンとコラロフの対応に追われる。

冨安が守備に追われる中、ローマは23分にコラロフのミドルシュートでゴールに迫れば、ボローニャは25分にサンソーネのミドルシュートで牽制。

前半半ば以降もボローニャが集中した守備を続けたことで膠着状態に陥った試合はゴールレスで前半を終えた。

迎えた後半、前半終盤に負傷したダイクスがプレー続行不可能となりクレイチを投入したボローニャに対し、ローマは開始4分に先制する。ペナルティアーク中央で得たFKをコラロフが直接狙うと、ゴール左上にシュートが決まった。

しかし53分、ボローニャがすかさずPKを獲得する。ボックス左に侵入したサンソーネのマイナスの折り返しをボックス内で受けにかかったソリアーノがコラロフに倒された。このPKをサンソーネが決めてボローニャが試合を振り出しに戻す。

そして60分には逆転のチャンス。ゴール前での見事な連係からソリアーノがシュート。だが、ゴール至近距離からのシュートはGKパウ・ロペスビッグセーブに阻まれた。

劣勢のローマは75分、ジェコがボックス中央から際どいシュートを浴びせると、83分にはペッレグリーニが決定的なコントロールシュートを放った。

しかし84分、サンタンデールを倒したG・マンチーニが2枚目のイエローカードを受けて退場となる。

最終盤にかけてはオープンな展開となった中、ローマがラストプレーで勝ち越す。ロングカウンターに転じ、ヴェレトゥが持ち上がって前方右へパス。これを受けたボックス右のペッレグリーニがクロスを上げ、ゴール前でフリーとなっていたジェコがヘディングで押し込んだ。

これが決勝点となってローマが劇的勝利。今季2勝目を挙げている。一方、惜敗したボローニャは今季初黒星を喫している。

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