押見修造氏の人気コミックを実写映画化した「惡の華」の公開直前イベント9月17日、新宿・花伝舎で行われ、伊藤健太郎玉城ティナが現役高校生に対峙した。

思春期の鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を伊藤と玉城ら若手が圧倒的な表現で描いた作品ということで、この日は現役高校生が抱える悩みを伊藤と玉城にぶつけるという試み。制服姿の高校生たちが教室に集まるなか、黒板の前に立った伊藤と玉城は、「人の悩みに答えられるような人間じゃないんですけれどね」と謙そんしていたが、いまの高校生たちがどんなことに悩みをもっているのか興味津々だ。

最初の悩みは、現在高校3年生の女子。自分のやりたいことが見つかり大幅な進路変更を考えているが、不安で仕方ないという相談に、伊藤は「やりたいと思う方に進むのならば、絶対大丈夫!」と背中を押すと、玉城も「誰のための人生なのか……それを考えたら、やりたいことを貫いた方がいい。そもそも後悔しない人生なんてない。私もそうです。たとえ後悔しても、それが次の活力になる」と熱いメッセージを送っていた。

さらに、自分より背の低い男子に片思い中の女子からアドバイスを求められると、伊藤は「いいな、こういうの」と甘酸っぱい青春の悩みに共感。続けて「背の高い低いより人柄。好きだと思うなら、絶対伝えた方がいい。もしうまくいかなくても、告白したことは、きっといい青春の思い出になる」と断言する。玉城も「悶々としているぐらいなら言ったほういい」と伊藤の意見に賛同していた。

また、将来の夢が見つからないという女子に、伊藤は「やりたいことが見つからないことをネガティブに考える必要はないと思う。そのぶん、いろいろな選択肢があるのだから、少しでも興味があったら、手を出しまくればいい。そこからなにかが見つかるかも。僕も俳優業がそうでした」と回答すると、玉城も「一生の仕事を18歳で決めるのが正しいことかはわからない。自分も10年後、この仕事を続けているかどうかなんてわからない。とにかく目の前にあることに真剣に取り組んでいけば、なにかが見えてくるかも」と自らの経験をもとにアドバイスしていた。

伊藤や玉城の話に真剣に耳を傾ける高校生たちの姿に、伊藤は「こういう生の声を聞ける機会はめったにないので、すごく刺激をもらいました」と目を輝かせると、玉城も「話をしていて、自分のことも見つめられる時間でした」と感謝していた。

高校生たちの相談を受けた 伊藤健太郎と玉城ティナ