巨人・村田コーチ、楽天・平石監督からも花が届く

 今季限りで現役引退する日本ハム實松一成ファーム育成コーチ兼捕手は23日、“引退試合”となるイースタン・巨人戦(鎌ケ谷)に「1番・捕手」で先発出場。初回の守備では3者凡退に抑えるリードを見せた。初回の第1打席は二失で代走・郡を送られ、21年間の現役生活に幕を下ろした。

 見せ場は初回2死だった。山下航の弱いゴロが自身の前へ。マスクを脱いで猛チャージをかけると、一塁へ強肩スロー。捕ゴロとして3者凡退に抑えた。チームメートは自軍ベンチ前で花道を作ってベテラン捕手を出迎えた。

 初回先頭の第1打席ではヤングマンから中堅方向へ打ち返した。二塁・湯浅がはじいて二失となったが、最終打席で出塁した。直後に代走・郡が送られて途中交代。自軍やスタンドからだけでなく、古巣の巨人ベンチからも拍手を送られ、各方面に頭を下げた。

 實松は17日に今季限りでの現役引退を発表。これまでに球団側から1軍での引退試合を打診されたが、「1軍での引退試合を打診していただいた球団には感謝の気持ちしかありません。鎌ケ谷でプロ野球選手としてスタートしたので、最後は鎌ケ谷で終えたい気持ちが強かった」と、イースタン本拠地最終戦となるこの日を現役最終戦に選んだ。球場正面には日本ハム金子弌大投手、鶴岡慎也1軍バッテリーコーチ兼捕手、矢野謙次チーム統括本部特命コーチだけでなく、楽天の平石洋介監督、巨人の村田修一ファーム打撃兼内野守備コーチ、巨人の鍵谷陽平投手、野球評論家森本稀哲氏からの大きな花が飾られた。

松坂世代」の實松は98年ドラフト1位で日本ハムに入団。00年に1軍デビューを果たすと、02年には開幕スタメンマスク、自身最多82試合に出場した。06年にトレードで巨人へ移籍。阿部慎之助の2番手捕手として12年からのリーグ3連覇に大きく貢献した。17年オフに巨人から戦力外となると、翌18年から北海道日本ハムに復帰。ファーム育成コーチ兼捕手として若手の育成にも尽力した。プロ通算516試合出場し、打率.166、137安打、20本塁打、58打点。(Full-Count編集部)

引退試合に臨んだ日本ハム・實松一成【画像:パーソル パ・リーグTV】