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台風17号は温帯低気圧に変わったものの、台風シーズンはまだ続きます。南海上には発達した雲の塊があり、その動向が気になるところです。

広範囲で強風

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9月は台風が日本列島に度々襲来し、各地に大きな爪痕を残しました。この三連休も台風17号が沖縄を直撃した後、九州へかなり接近。九州だけでなく四国から東海でも局地的に大雨となり、温帯低気圧に変わったきょう23日(月・秋分の日)も全国的に強い風が吹き荒れました。あす24日(火)は、風のピークを過ぎますが、北海道や東北では引き続き強い風やうねりを伴った高波に注意が必要です。

連休明けは晴れのち雨

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この先、25日(水)と26日(木)は移動性高気圧に覆われて、穏やかに晴れる所が多いでしょう。27日(金)は西から雨の降り出す所があり、28日(土)、29日(日)は九州から関東で雨の降る所が多くなりそうです。局地的に雨脚が強まる可能性があります。これまでの台風により被害のあった地域では、週末は再び雨への対策が必要です。

台風はまだくる?

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23日16時現在、南の海上には発達した雲の塊が複数あり、低気圧として解析されているものもあります。これらがすぐに台風になる可能性は低く、今週末にかけて本州に直接、影響を及ぼすことはないとみられます。ただ、モデルによっては低気圧が発達傾向を示しているものもあり、今後もその動向に注意が必要です。
また、上のグラフのように10月も多くの台風が発生しており、日本に上陸することも決して珍しくありません。2017年10月には超大型で強い台風21号が静岡県に上陸し、ライフラインや交通機関に大きな影響を与えました。上陸せずとも、日本へ接近することにより、雨や風が強まったり、前線の位置によっては大雨となったりすることもあります。暴風や大雨など、災害への備えを改めて確認し、足りない物を補充しておきましょう。

台風まだくる? 南海上に発達した雲の塊