台湾で自動車の下に隠れて女子高校生を盗撮したエンジニアの男(30歳)が逮捕された。男の行動に気付いた女子高校生が証拠動画を撮影して通報し、駆けつけた警察官が車体の下に隠れている男を引っ張り出し逮捕した。『聯合新聞網』などが伝えている。

事件があったのは今月初めのこと。台湾・新竹市内の職業学校に通う女子高校生が登校中、車道脇に停めてあった車の下からスマートフォンを持った手が伸びているのに気付いた。そのまま通りすぎたが、その後同級生に話したところ「盗撮ではないか?」と言われ、真相を確かめることにしたという。

翌朝、女子高校生は2人の同級生と示し合わせて制服のスカート姿で、前日と同じ道を通った。あらかじめスマートフォンを動画撮影モードにし、スマートフォンを見ながら同級生と会話をしているふりをして歩き、車体の下を撮影していったそうだ。そして車の下で盗撮している男の決定的証拠をカメラに収めて通報した。

駆けつけた警察官は、車体の下に隠れていた男を逮捕した。警察によれば、男に前科はなく「毎日夜中の2時、3時まで仕事があり、ストレスがたまっていた」と供述したそうだ。警察が男のスマートフォンを調べたところ7、8本の盗撮動画が見つかった。そのうち2本はスカートの中が盗撮されており、被害者は通報した女子高校生であることが分かった。

男はこの女子高校生と面識がなく、思いつきの犯行だったと話している。また盗撮した動画は個人の鑑賞目的で、インターネットにアップロードするつもりはなかったという。男は女子高校生に対し「改心の機会を与えてほしい」と示談を申し出たが、女子高校生は男の行為は許せるものではないとして告訴した。なお警察は、男を秘密妨害罪で送検している。

画像は『Yahoo奇摩新聞 2019年9月22日付「竹科工程師搏命!為偷拍裙底風光 竟連2天躲汽車底盤」(圖片翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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