第4次安倍再改造内閣で河野太郎氏は防衛相、小泉進次郎氏は環境相に入閣した。この2人、ポスト安倍の激しいライバルとなる可能性が取り沙汰され始めた。

 「河野氏は今度の防衛相で入閣3度目、進次郎氏は初入閣です。河野氏56歳、進次郎氏38歳とキャリアも年齢も大きく異なる。ここにきてライバル視されるようになったのは、2人とも大物政治家を父親、祖父に持つ世襲超エリート議員だからです。地元も神奈川で一緒。順当にいけば、次の次あたりの自民党総裁選で両者が激突する可能性が高い」(政治部記者)

 河野防衛相の父親は衆院議長、野党時代ながら自民党総裁になった河野洋平氏。祖父の河野一郎氏は副総理などを歴任している。

 「太郎氏は一匹狼的で、自民党に属しながら反原発に言及するなど歯に衣をきせないタイプ。そのため変人呼ばわりされていたが、外相起用で一気に頭角を現した。7月には在日韓国大使を徴用工問題で呼びつけ、『極めて無礼!』と叱責。そうした韓国への強硬姿勢を安倍首相も評価している。今後はGSOMIAイージスアショアなど、難題を抱える防衛問題で解決の糸口を見出せるとして防衛相へ横滑りさせた」(同)

 一方、進次郎氏はフリーアナウンサー滝川クリステルとの“できちゃった婚”を含め、常にマスコミ、庶民から注目を集めてきた。父親はいわずとしれた小泉純一郎元首相。祖父・小泉純也氏は防衛庁(当時)長官を務めている。

 「今度の入閣は遅すぎるぐらいで、いよいよ真打ち登場の感だ。問題は河野氏が政治実績を着々と積み上げているのに対し、進次郎氏は農協改革も国会改革もすべて尻切れトンボで、実績はほぼゼロ。環境相でどれだけやり遂げられるかが勝負どころ」(官邸記者)

 自民党幹部が続ける。
「河野氏は麻生副総理の派閥で、無派閥の進次郎氏は菅官房長官に近い。麻生氏と菅氏は犬猿の仲。つまり、2人の“ポスト安倍レース”は麻生VS菅の代理戦争でもあるわけです」

 総理・総裁の椅子は一つしかない。