「女満別(めまんべつ)空港」をご存じだろうか? 

なんとなく北海道のような気がする、という人は多いかもしれない。でも位置まで思い浮かべられる人は......、かなりの北海道通と言えるだろう。

女満別空港は、オホーツク海沿岸の網走市中心部から南西約22キロに位置する。周辺には、知床国立公園、阿寒摩周国立公園や網走国定公園などもあり、網走や北見、世界遺産・知床観光の玄関口だ。

2019年8月31日、その女満別空港でこんな貼り紙を見た、というツイートが投稿された。

女満別空港では、網走監獄のお土産で買った手錠が持ち込みできない。 pic.twitter.com/NP1VqQKGe5
- ぷりん岳 (@Mt_Pudding) 2019年8月31日

赤い地色に、「機内に持込みできません!!」と書かれている。相当に厳しい警告だ。その下には、

お土産で購入された手錠は機内に持込みできません。手荷物としてお預け下さい」

とある。その下には、ご丁寧にも手錠の写真も添えられている。

その前には、「放棄品箱」も用意されているではないか。通常はライターカッターナイフなどが置かれているのだが、ここ女満別では手錠が放棄されるケースが多いのだろうか? 

ツイートには、「女満別空港では、網走監獄のお土産で買った手錠が持ち込みできない」というコメントが...。

写真には「ANA」のロゴマークが見えるので、Jタウンネット編集部は全日本空輸に電話で詳しい話を聞いてみた。

女満別空港「あるある」の筆頭?

電話で答えてくれたのは、ANAの広報担当者だった。

「手錠は機内に持込みできないとお知らせする掲示は、もう数年前から置かれているようです。修学旅行夏休みなど観光に来られたお客様が、機内に持ち込まれる荷物の中に、うっかり手錠を入れたまま保安検査を受けて、結局放棄することになるケースが多いためです。チェックインの前に、お預けになる手荷物(受託手荷物)の中に入れていただくよう、ご案内しております」

またANA公式ウエブサイトの、「機内持ち込み・お預かりができないものご案内」というページには次のように記されている。

「爆発の恐れがあるもの、燃えやすいもの、人に危害を与えたり、または他の物件を損傷する恐れがあるものは、法令により航空機輸送が禁止されており、お預けもお持ち込みもできません。また刃物類など『凶器』として使用される恐れがあるものは機内へのお持ち込みができません。手荷物のご準備の前にご確認ください」

手錠は、「凶器」として使用される恐れがあるものとして、機内持ち込みが禁止されているのだ。

しかし、わざわざ手錠の機内持ち込み禁止の掲示があるのは、全国の空港でも珍しい。ANA広報担当者も、「聞いたことがありません」と答えた。女満別空港「あるある」の筆頭と言えるかもしれない。


さて問題の手錠だが、博物館「網走監獄」のユニークお土産品として人気が高い。せっかく購入した貴重な品物だ。受託手荷物の中に入れてチェックインしよう。間違っても機内に持ち込まないように、ご注意を。

ぷりん岳 (@Mt_Pudding)さんのツイートより