女優エル・ファニングが主演を務め、『ラ・ラ・ランド』のスタッフが再集結する映画『ティーンスピリット』の日本公開が決定。エルが髪を振り乱し熱唱する姿が写し出されたポスタービジュアルが解禁された。

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 本作はイギリスワイト島を舞台に繰り広げられる、洋楽ヒットソング満載の青春音楽オーディション映画。主人公のヴァイオレットを演じるのは映画『マレフィセント』シリーズでオーロラ姫に抜てきされ、インスタグラムで314万フォロワーを誇るファッショニスタとしても注目を浴びているエル。本作への出演は脚本に惚れ込んだエルが自ら熱望し実現した。製作には映画『ラ・ラ・ランド』のブレッド・バーガーとジェイミー・ベル、同じく『ラ・ラ・ランド』のマリウス・エ・ヴリーズが音楽をプロデュースする。監督は俳優としても活躍するマックス・ミンゲラ。

 イギリスの田舎町、ワイト島。移民として母子家庭で育った内気な主人公のヴァイオレット・ヴァレンスキ(エル)にとって、音楽だけが現実の世界から自分を解き放ってくれる心の拠り所だった。そんな彼女はある日、地元で国際的に有名な人気オーディション番組“ティーンスピリット”の予選が行われることを知る。町を抜け出し、歌手になる夢をつかむため、自らの歌声ひとつでオーディションに挑む決意をした彼女の未来とは―。

 音楽オーディション映画となる本作の魅力の1つが劇中で流れる“音楽”。ケイティ・ペリーやアリアナ・グランデ、カーリー・レイ・ジェプセン、エリー・ゴールディングといった人気アーティストのヒットソングが、『ラ・ラ・ランド』音楽スタッフによるオリジナル・アレンジで登場し、主人公ヴァイオレットの心情を代弁するかのように散りばめられている。中でも、エルが渾身のパフォーマンスで披露するのはミレニアル世代のポップスター、シグリッドの「Don’t Kill My Vibe」。

 子どもの頃は俳優か歌手になりたかったというエル。猛特訓の末、劇中で本格的な歌唱シーンに初挑戦している彼女についてマックス監督は「劇中のパフォーマンスシーンは彼女の実際の歌声を収録しているのだけど、これがとてつもなく貴重な素材になった。映画を観るみんなは、きっと彼女の歌声に驚愕すると思う」とコメントしている。

 解禁となったポスタービジュアルでは、髪を振り乱し熱唱するエルの姿の横に「この声で、未来を変える」というコピーが添えられ、彼女の魂のこもった歌声が聴こえるような、期待の高まるビジュアルとなっている。

 映画『ティーンスピリット』は2020年1月10日より全国公開。

映画『ティーンスピリット』ポスタービジュアル (C) 2018 VIOLET DREAMS LIMITED.