セガからアプリ版、そしてアーケード版がリリースとなるゲーム『けものフレンズ3』は、稼働前から早くもライブ開催が決定している。今回はライブに参加する予定となっている4人のキャストにライブに向けての意気込みの他、互いの印象についてなどのクロストークインタビューを行った。

けものフレンズ3』ライブの意気込みは?

――さっそくですが、今回のライブに関する意気込みを、それぞれお伺いしてもいいですか?

和泉風花(ドール役、以下、和泉):けものフレンズ3』としての初めてのライブで、新しい物語が始まって行くので、新しい色でキラキラしたスタートになるように頑張りたいと思います!

未来みき(ブラックバック役、以下、未来):ブラックバックは、『×(ばってん)ジャパリ団』の団長なので率先して会場を闇に染めなければと思っています!『LINE CUBE SHIBUYA』を丸ごと私たちの団員にできるような勢いで、気合を入れて頑張りたいと思います!

尾崎由香サーバル役、以下、尾崎):けものフレンズ3ライブは今回が初という事で、また新しい風が吹いてきた感じですよね。今まではどうぶつビスケッツPPP(ペパプ)で絡むことが多かったんですが、今回はたくさんのフレンズと一緒に歌ったりして楽しめればと思います。先輩フレンズとして引っ張って行けるように頑張りたいです!

小野早稀アライグマ役、以下、小野):今回は『けものフレンズ3』のライブという事で、きっと新しくゲームで登場した皆が引っ張って行くのかな? と思いつつ、私たちも負けないくらい頑張ろうって思えるような楽しいライブになるんじゃないかと思います。

――今回のライブでやってみたい事とか伺えればと思います。

和泉:なんでもいいんですか!?言うだけならタダですよね(笑)まだないけど、新曲やりたいです!ライブのタイミングで新曲ができたら嬉しいなぁ……。

未来:ここで言ったら現実になるかもしれないよ!

和泉:新曲やります!(笑)

未来:ニコニコ生放送の番組で、対決するコーナーとかやっているのでイベントでみんなでやったら楽しそうじゃないかなって思ってます。

尾崎:私たちは、まだ『×ジャパリ団』とか『はなまるアニマル』のみんなと絡んだ事がないから、もっとみんなと一緒に絡めるライブにしたいですね。

小野:ライブの時には、アプリもアーケードも稼働してるタイミングだよね。来てくれるファンの皆さんはゲームの中でもフレンズたちが、皆でワイワイやってる感じを既に体験していると思うんです。そのゲームの中のフレンズたちと同じような楽しい世界観を表現したいなって思います。

未来:アーケードの筐体とか、会場に設置できないんですかね?

和泉:力比べのコーナーとかやってみたい!

尾崎:みんなで対決するのも面白いかもね。

未来:セガさん、お願いします!(笑)

――アプリの配信が始まり、アーケードも稼働開始となりますが、改めて、今の気持ちをうかがってもいいでしょうか?

和泉:配信前から色々な活動をさせてもらっていて、情報は少しずつ出てるんですけど、いざ配信するってなると緊張します。自分たちが作ってきたものが受け入れてもらえるかっていう不安もあるんですが、みんなと一緒に『けものフレンズ』らしい温かさがあるものを作って来られたんじゃないかな。

未来:今までこの世界を作ってきた先輩方と、私たちみんなでいいものが作れてるんじゃないかなって思ってます。

●後輩から見た先輩と、先輩から見た後輩感は…

―TVアニメ『けものフレンズ』ファーストシーズンから作品に携わってるお二人から後輩のお二人を見た印象はどうですか?

尾崎:フレッシュですねー! あと、かわいい! ダンスとか観てて、可愛くて真似したくなりますね。

小野:わかるー! あとすごい仲良いよねー。もう、ずっと喋ってるもんね(笑)。

未来:全然止まらないんです。うるさくしちゃってすいません。

小野:全然、大丈夫(笑)私たち『どうぶつビスケッツ』は結構静かなんですよ。普通に寝ちゃってたりとか、自由でマイペースなんだよね。

尾崎:なんかね、『けものフレンズ3』のみんなはちゃんと群れで生活している感じがして、けものっぽいんですよね。

和泉:でも、自由にお昼寝してるっていうのも、けものっぽくないですか?

未来:みんな、フレンズですよね(笑)。

――逆に後輩の2人から見て、先輩の2人の印象はどうですか?

未来:もう、印象そのまんまっていう感じです。フワフワして楽しそうな感じがそのまんまなんですよ。

和泉:私の中では圧倒的な存在だったので、お会いするまではすごい緊張してたんです。実際、お話させてもらうようになって、一緒に作品を作っていく中ですごい優しく話しかけてくださったりとか、嬉しかったですね。先輩方もお客さんもスタッフさんもすごいやさしくて、やっぱりこういう人たちが作ってきてくれたから、温かみのある世界観になったんだなって思いました。

小野:えー、すごいそんなに言ってくれるなんて嬉しい!

尾崎:私たち人見知りだから、スタッフさんにどうやって話かけたらいいかとか聞いちゃってました。(笑)

小野:好きなものとかわかります?みたいな(笑)

尾崎:この前の『アニメロサマーライブ2019: Animelo Summer Live 2019 -STORY-(以下アニサマ)』ですごい距離が縮まりましたね。

――そうそう、今年の『アニサマ2019』にはトップバッターで出演されたんですよね。

尾崎:なんかアニサマ史上、ユニットでの最多人数のパフォーマンスだったんですよね。楽しかったですねー。

小野:心強かったよね。

未来:私たち、何も考えずに楽しんじゃってましたよ。

和泉:まさに「たーのしー!」っていう感じでした(笑)。

――あんまり緊張しなかったんですか?

和泉:全然なかったんですよ。不思議な事に……。

小野:アニサマなのに凄い!

尾崎:頼もしいですね。

和泉:正直、光しか見えなくて、遠近感も曖昧で……(笑)。

未来:お客さん、結構遠かったよね?

和泉:それもわからなかったんです。なので「もう、とにかく楽しんじゃえ!」になった感じですね。

未来:実は『×ジャパリ団』は、最初出る予定じゃなかったんですよ。私がずっと「『×ジャパリ団』の出番はないんですか?」って言い続けたら出してもらえる事になって(笑)。

――他のアーティストの方ともコラボしてて凄い人数でしたね。

未来:そうなんですよ。あんなにいたら、お客さんもどこ見たらいいかわからないだろうなっていうぐらい凄かった!

尾崎:本当に、「ドッタンバッタン大騒ぎ」でした(笑)。

――ちょっと話を戻しますね。1、2とアニメがあり、3のゲームと言う事でかなり早いサイクルで世界が広がって、先輩という立場になった訳ですが、その辺はどういった気持ちですか?

尾崎:最初の頃では考えられないほど、早いスピードで広がってるので、私たちも追いつくのに必死だし、新しい人たちも入ってくるので頑張らなきゃって思います。

小野:しっかりしなきゃって思うよね。

尾崎:背中押されてる感じはありますね。

小野:けものフレンズ』に最初から関わってくれている人たちは、作品が大好きな人たちばっかりなんです。それがずっと伝わって、さっき2人が言ってくれたように優しい世界を感じて、それを3のみんなが繋いで行ってくれてるのは嬉しいですよね。

――『けものフレンズ』に携わって、3年目になる訳ですがもうすっかりフレンズとしては慣れてきましたよね。

小野:いやいや、まだ3年目ですからそんなに慣れてないですよ(笑)。

尾崎:衣装の着替えは早くなりましたね(笑)。

小野:あ、それはある。脱ぐのも着るのもバッチリですね。

尾崎:フレンズに変身するのは早いですね(笑)。

――もし、後輩たちに向けてアドバイスなどがあったら、伺いたいと思います。

小野:うーん、気づいたら一体化して来るかな?(笑)

未来:あ、でも私、ブラックバックと一緒で中二病気質なので、自分と重なるところは結構あって、入りやすいです(笑)。

和泉:私も新人でドールも探検隊の新人だし、さっき言っていただいたフレッシュさっていうのも、ドールのキャラクターを作っていくにはいい要素かなって。あと、私、楽しくなるとテンションが上がってピョンピョンしちゃったり、好奇心が旺盛なところも似てると思います。

――キャラクターとの共通性みたいなところがあるんですね。先輩の2人はどうですか?

小野:由香ちゃんはまんまだよね。

尾崎:最初からずっと言われてたんだけど、1~2年くらいは自分自身ではよくわからなかったんです。3年目でようやく似てるって感じるようになって、言動とかも似てきたり……。

小野:たまに「にゃ」とか普通に言ってるし。

尾崎:かなりサーバルと一体化してきたかも(笑)。

小野:私は真逆なんですよね。全然似てないので、ある意味スイッチを入れやすいんです。メリハリを付けられるっていうか……。衣装着るとテンションも上がるし、グッと役に入り込めるからやりやすいっていうのはありますねー。

和泉:アライさんて、「~なのだ!」っていう語尾がすごい印象に残るんですよね。ずっと頭に残ってて、しばらく家で「~なのだ」っていうのが口癖になって抜けなかったことありますよ(笑)。

尾崎:本人は? 口癖になったりしないの?

小野:一回もなったことない(笑)。

――そろそろお時間も迫ってきたというところで、せっかくなのでライブを楽しみにしているファンへのメッセージを、「フレンズ」の皆さんからお願いしたいのですが……。

和泉:わかりました。ちょっとお待ちくださいね(笑)。

尾崎:今、呼んできます(笑)。

アライグマアライさんなのだ!『けものフレンズ3』のゲームから新しく仲間が加わったのだ! アライさんも、フェネックサーバルと『どうぶつビスケッツ』として出演するので、皆も楽しみにしてて欲しいのだ!会場でアライさんと会うのだ!

ブラックバック:ふっふっふ、我は闇より出し、闇を糾う×ジャパリ団』のリーダーなり!準備はいいか!?皆の者と会場を紅の闇に染めるのを楽しみしているぞ! まだ、団員となっていない者はこのライブに参加し入団するのだ!

ドール:ドールです! 私たち『けものフレンズ3』の初めてのライブでわからない事もたくさんあるけど、皆さんと一緒にいーっぱい楽しい事ができるように頑張ります! 会場で待ってます!

サーバル:私はサーバルキャットサーバルだよ!『けものフレンズ3』のライブはたっくさんのフレンズが出るから楽しみにしててね!『どうぶつビスケッツ』×『PPP』も新しくなって、もっともっと楽しいライブにするから遊びに来てね! 待ってるよ!

取材・文:東響希

左からサーバル役尾崎由香 アライグマ役小野早稀 ドール役和泉風花 ブラックバック役未来みき