10月3日(木)からBリーグの新シーズンが開幕する。今回、ウォーカープラスでは、Bリーグ大好きライターの初野正和(シックスマン)さんに、今週末開催の全カードの見どころ&勝敗予想を聞いてみた。

川崎ブレイブサンダース vs 宇都宮ブレックス

見どころは「代表対決」。記念すべき開幕カードは、ニック・ファージカス(川崎)や比江島慎(宇都宮)など、共に日本代表選手を擁する2チームが激突。この試合はBリーグが主催となり横浜アリーナで行われる。豪華な演出が期待されるので、関東圏の方は是非とも見るべき!10月6日(日)のゲームは川崎のホームで開催。強豪同士の試合は痛み分けの1勝1敗か。

秋田ノーザンハピネッツ vs 大阪エヴェッサ

見どころは「2人の伊藤」。秋田に移籍してきた伊藤駿は、入団からサンロッカーズ渋谷一筋で活躍してきた。京都ハンナリーズから同じ西地区の大阪に移籍した伊藤達哉(大阪)は、あっと驚くパスを連発する、バスケの楽しさを教えてくれる選手だ。かなり意外だった2人の移籍。達哉vs駿の対決は1勝1敗と予想。

アルバルク東京 vs新潟アルビレックスBB

見どころは「王者凱旋」。昨年の王者、A東京。日本代表の馬場雄大がNBAクラブに移籍することになったが、他の主力メンバーはほぼ変わっておらず、今年も間違いなく強い。対する新潟は昨シーズンの得点王ダバンテ・ガードナーが抜けて、どんなスタイルに変わるのか気になるところ。優勝候補のA東京が2連勝と予想。

サンロッカーズ渋谷 vs千葉ジェッツふなばし

見どころは「ドラマ」。SR渋谷に新加入した石井講祐は、昨年まで千葉で活躍していた選手。いきなり古巣との対決が実現した。ベンドラメ礼生(SR渋谷)と富樫勇樹(千葉)のポイントガード対決も注目。共にバスケW杯直前で日本代表から外れていて、強い覚悟を持って新シーズンに臨むはず。地力は千葉のほうが上と見るが、SR渋谷が意地を見せて1勝1敗と予想。

島根スサノオマジック vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

見どころは「B1の洗礼」。B2より昇格を果たした島根。昇格に伴って積極補強も行い、意気込みが伝わってくる。名古屋Dはバスケ観戦初心者でも楽しい、スピーディーかつオフェンス重視のスタイルが魅力。アーリーカップ東海を見る限り、昨年よりもオフェンスに磨きがかかった印象を受けた。ここはB1の洗礼ということで、名古屋Dが2連勝と予想。

京都ハンナリーズ vs 滋賀レイクスターズ

見どころは「助っ人大戦争」。京都はジュリアン・マブンガ&ディヴィッド・サイモンの、リーグでも反則クラスの最強コンビが今年も健在。対する滋賀は、昨シーズン途中まで最下位を独走していたが後半に大爆発。脅威の残留力を披露した。新加入のチャールズローズ(滋賀)がかなりハイレベルな外国人選手との噂が。助っ人大戦争は仲良く1勝1敗と予想。

富山グラウジーズ vs 三遠ネオフェニックス

見どころは「勢い」。富山はアーリーカップ北信越を制し、調子の良さが伺える。アーリーカップでは2試合とも90点代を記録。オフェンスが売りのチームで、見ていてとにかく楽しい。一方の三遠は、アーリーカップ東海を見た限り、少し元気がないのが気になる…。どこまで調子を取り戻しているのか。アーリーカップの勢いそのままに富山が2連勝か。

琉球ゴールデンキングス vs シーホース三河

見どころは「最強の矛と盾」。第1節のビッグカード!西地区の王、琉球と大型補強に成功した三河が激突。注目は三河のダバンテ・ガードナー、金丸晃輔、川村卓也のスーパートリオ。昨シーズンの3人の1試合平均得点を合計すると60点オーバー!これをBリーグ最強のディフェンスを誇る琉球がどう抑えるのか。最強の矛と盾の対決は…悩んだ末に三河の2連勝と予想!

レバンガ北海道 vs 横浜ビー・コルセアーズ

見どころは「完成度」。東地区の台風の目になりそうなのが北海道。橋本竜馬やマーキース・カミングスなど実績のある選手を積極的に補強。昨年とロースターはがらりと変わった。対する横浜も半数以上の選手が変わり、まったく新しいチームになった。新生チームの完成度が要求される対決は、地の利を生かした北海道が2連勝と予想。(東京ウォーカー(全国版)・初野正和)

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