東京を拠点とした徳島県出身者で構成する半グレ集団『徳島グループ』の特殊詐欺事件が表面化する一方、警察の取り締まり強化で首都圏を追われた半グレ集団が沖縄本島や石垣島に進出。地元暴力団とのトラブルや繁華街での違法行為に県民、島民が怯えている。

 半グレ集団が世間を震撼させたのは、2010年11月に東京・西麻布で起きた市川海老蔵殴打事件と、2012年9月の六本木クラブ襲撃事件だろう。

「この2つの事件を受けて、2013年に東京は関東連合や怒羅権をはじめとする8団体、大阪は2団体の計10団体を“準暴力団”に指定しました」(捜査関係者)

 半グレ集団の取り締まり強化に乗り出した当局。2017年から2018年にかけて大阪府警は半グレ集団『アビス』が経営する飲食店を摘発した他、監禁致傷や傷害などの容疑で同集団に所属する総勢50人以上を逮捕した。

「シノギにくくなり、大都市を捨てた半グレ集団が、いま沖縄に集まっているんです」(夕刊紙記者)

 沖縄県警は2018年4月に従来の刑事部暴力団対策課を組織改編して組織犯罪対策課を発足させていた。今年3月の時点で同県警は“地元の半グレ集団は3団体、80人以上”とみていたようだが、関東だけでなく大阪の半グレ集団も続々上陸したことで、想定外の対策に頭を悩ませているという。

「沖縄の半グレ集団は、地元の暴力団や県外の暴力団組織とつながりを持って、闇金や特殊詐欺などで資金を得ているとみて捜査していたんです。ところが、関東や大阪の半グレ集団が乗り込んできた。当然、彼らもその手の違法行為に手を出していますが、それだけではない。飲食店や観光業、建築業にも手を伸ばしており、組織の実態がつかめないのが現状です」(事情に詳しいフリーライター)

 石垣島も同様だ。
「幅を利かせているのは北関東の半グレ集団といわれている。彼らは石垣島で1番の繁華街・美崎町で飲食店などを経営。ぼったくり等のトラブルを起こしていて、観光客の被害も続出しています」(地元住民)

 沖縄浄化作戦が急務だ。