ローマは26日、ブラジル人DFフアン・ジェズスに対してSNSで人種差別的なメッセージを送ったファンを永久追放することを公式Twitterで発表した。

 ローマは、人種差別のメッセージを送った人物のInstagramアカウントとそのメッセージのスクリーンショットをTwitterに投稿。そして次のような声明を出している

「このInstagramアカウントの所有者は、ダイレクトメッセージを通じてフアン・ジェズスに対して非常に不快な人種差別を行いました。我々はイタリアの警察とInstagram社にこのアカウントのことを通報しました。この人物はローマの試合から永久追放します」

 イタリアでは人種差別が蔓延しており、ナポリ所属のセネガル代表DFカリドゥ・クリバリや、インテル所属のベルギー代表DFロメル・ルカクらが被害に遭っていた。さらに今月22日に行われたセリエA第4節では、フィオレンティーナに所属するブラジル人DFダウベルト・エンリケがアタランタ戦で差別的なチャントの標的となり、試合が一時中断。場内アナウンスで人種差別的チャントを禁止する旨が伝えられ、約3分後に再開されていた。

ローマに所属するDFフアン・ジェズスが人種差別のターゲットに [写真]=Icon Sport via Getty Images