フェイエノールトを優勝に導いたファン・ブロンクホルスト氏との契約が報じられる

 プレミアリーグ2連覇中のマンチェスター・シティは、“ペップ”ことジョゼップ・グアルディオラ監督の退任後を考え始めているようだ。英紙「デイリー・ミラー」は、後任候補の元オランダ代表DFジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏が、クラブにスタッフとして加入したと報じている。

 現在44歳のファン・ブロンクホルスト氏は、現役時代にバルセロナアーセナルなどでプレーした。引退後は指導者に転身。昨シーズン限りでフェイエノールトの監督を退任した後、1年間は研究のための休暇を取るとされていたが、シティからの誘いを受けて、先月から裏方として仕事を始めていた。

 クラブは、ファン・ブロンクホルスト氏に経験を積む機会を与えるためのもので、正式な契約は結んでいないと主張。しかし「デイリー・ミラー」は、シティがファン・ブロンクホルスト氏にオファーを出し、契約を結んだと内情を報じている。クラブにフィットすれば、今後も留めておくことが狙いだという。

 グアルディオラ監督とシティの契約は2021年までとなっている。ライバルのマンチェスター・ユナイテッドアレックス・ファーガソン監督の退任から6年が経っても安定していないこともあり、早い段階から監督の後継者を育てておきたいと考えているようだ。

 もちろん、グアルディオラ監督の後任がファン・ブロンクホルスト氏に正式決定したわけではないが、同氏は現役時代からグアルディオラ監督と親交があり、エールディビジフェイエノールトを優勝に導いた経験も持っている。世界屈指の名将の後任という“大役”の最有力候補となっている可能性は十分だ。(Football ZONE web編集部)

ジョバンニ氏(左)がグアルディオラ監督の後任になるのか【写真:Getty Images】