エイバルは29日、ラ・リーガ第7節でセルタをホームに迎え、2-0で勝利した。乾貴士はフル出場し、今季初アシストを記録した。

前節は強豪セビージャに2点差からの逆転勝利という気概を見せたエイバル。これが今季初白星となったが、乾個人としては前半に途中交代する悔しい思いをした試合でもあった。それでも今節も左ウイング先発を勝ち取り、これで5試合連続スタメン出場となった。

その乾は10分ごろ、敵陣中央でボールを持ったオレジャナを見てボックス手前左でパスを要求するも、ボックス内にスルーパスを出したオレジャナと息が合わず、ここはチャンスとはならなかった。13分には、乾のクロスからキケ・ガルシアがヘディングシュート。インスイングのクロスを上手く合わせたが、わずかに右に外れた。

30分過ぎには、オレジャナが左CKを2度立て続けに直接狙ったが、GKルベン・ブランコにパンチングで弾き返された。

ゴールレスで迎えた後半、いきなりエイバルが試合を動かす。47分、右サイドでボールを動かし、ハーフスペースのデ・ブラシスがボックス右に走り込むエドゥにパス。浮き球のパスを受けたエドゥはそのままGKの頭上を越えるループシュートを流し込んで、巧みにゴールを奪った。

セルタもその後、自陣中央からのロングフィードで一気にチャンスメイク。ブライス・メンデスがボックス右で一人躱してシュートに持ち込んだが、ここはGKドミトロビッチがしっかりセーブエイバルは難を逃れた。

その4分後の57分、相手のパスを自陣で奪ったデ・ブラシスのスルーパスでオレジャナが右サイドを突破。グラウンダーのクロスに左から飛び込んだ乾が合わせてネットを揺らす。しかし、VARでデ・ブラシスがハンドしていたことが判明。ゴールは取り消された。

しかしその3分後、GKからパスを受けたセルタDFに対し、乾が味方と挟むようにしてボールを奪取。最後はボックス中央で受けたオレジャナが2度のシュートフェイントから冷静にゴールを決めて、正真正銘の2点目を挙げた。乾はこれが今季初アシストとなった。

その後、エイバルはオレジャナとキケ・ガルシアを下げてペドロ・レオンとシャルレスを投入。そのペドロ・レオンは85分、左サイドでタメを作った乾のパスからシュートに繋げるが、サイドネットを叩いた。

このまま主導権を渡さなかったエイバルだが、後半アディショナルタイムに最終ラインでイアゴ・アスパスにボールを奪われると、セルヒオ・アルバレスがボックス内で倒してしまいPKを献上。だが、GKドミトロビッチビッグセーブ

これで無失点に抑えたエイバルが2-0で試合をモノにし、前節に続く連勝で今季2勝目を挙げた。

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