インドネシアジャカルタバンドン間の高速鉄道はもともと日本の受注が確実視されていたものの、中国に逆転されて受注を奪われた経緯がある。

 日本としては煮え湯を飲まされた過去があるインドネシア高速鉄道計画だが、日本政府とインドネシア政府は24日、ジャカルタースラバヤ間の鉄道の高速化計画について政府間文書に署名した。中国メディアの今日頭条は25日、「インドネシアにとって2路線目となる高速鉄道は日本が手中に収める可能性がある」と論じる記事を掲載した。

 記事は、ジャカルタースラバヤ間の鉄道の総延長は740キロメートルに達するが「既存路線の改造がベースとなる」と紹介し、設計時速は160キロメートルほどと「半高速鉄道」と呼ぶべき存在となると紹介。まず日本が事業に向けて調査を行う計画だ。

 続けて、ジャカルタースラバヤ間の鉄道の高速化計画では日本の鉄道技術が採用されることを指摘し、中国が受注したジャカルタバンドン間の高速鉄道計画に比べれば「既存鉄道の高速化は非常に容易」だと主張。ジャカルタバンドン間は地形が複雑で、工事は簡単ではないためだと指摘する一方、日中両国にとって共通する課題は「人材の育成」であるとし、インドネシアには高速鉄道技術を理解する人材がまだ不足していると論じた。

 一方で、インドネシアはジャワ島に人口が集中しており、大都市の公共交通機関はまだ立ち遅れているものが多いとし、インフラ建設という観点では非常に大きな潜在力を持つ有望市場であると伝え、今後も日中による受注競争は続くことを強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

インドネシアの2路線目の高速鉄道「今度は日本が手中に収めるのか」=中国メディア