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1964年開催の東京オリンピックにて圧倒的な強さで金メダルを獲得し、日本中を熱狂させたバレーボール女子日本代表チーム、通称「東洋の魔女」。彼女たちやそのプレーがアニメでよみがえり、現在の日本代表選手と対戦するWEB動画が人気を呼んでいる。公開約2週間で350万回再生を突破したこの動画は、アニメと実写が入り混じる斬新な趣向で、2020東京五輪で再び金メダルを目指す選手たちにエールを送るものだ。

バレーボール女子日本代表選手出演Web動画「東京2020オリンピック『よみがえる東洋の魔女』篇」は、東京1964オリンピックを制したバレーボール女子日本代表チーム“東洋の魔女”の当時の試合から動画はスタート。「日本中を熱狂という魔法にかけたあの伝説が、また動き出す。」というナレーションとテロップの後に、年齢を重ねた現在の東洋の魔女のメンバーが次々に登場するが、彼女たちは一瞬でスラリとした長い脚が美しく若々しいアニメキャラに変身、現日本代表選手たちと試合をすることに。

時間差攻撃などで東洋の魔女が大きくリードするも、客席のニッポンコールに押されるかのように現日本代表も反撃を開始。ブロックスパイクを決め、スピード感のある白熱した試合に観客は大盛り上がりだ。試合終了後は、現日本代表の佐藤美弥選手と東洋の魔女の谷田絹子選手が握手を交わし、東洋の魔女たちの“魔法”が現役選手たちに引き継がれる。「東京2020オリンピック また、魔法にかかる時がくる。」と現役の日本代表が映し出され動画は終わる。

この動画を公開した日本生命保険相互会社(NISSAY)は、開催まで1年を切った東京2020オリンピックに向けて、日本中がより関心を持ち、一丸となって選手を応援するきっかけになれば―と同動画を制作したという。

今回の動画撮影で、東洋の魔女と初共演を果たした現役選手たち。「FIVBワールドカップバレーボール2019」にも出場したセッターの佐藤美弥選手は「テレビなどでお見かけすることはあっても、こうして話す機会というのは初めてだったので、非常に貴重な体験をさせていただきました」と振り返る。この日、東洋の魔女のメンバーから彼女たちが獲得した金メダルを首にかけてもらうなど交流したが、佐藤選手は「本当に鳥肌が立ちました」と感激しきりで、「東洋の魔女の方たちのように歴史に残るような結果を出せるよう、精一杯頑張りたいと思います」と決意を新たにした。

他にも、石井優希選手は「すごく光栄な場だったなと思います。『金メダルを獲ると人生変わるよ。絶対獲った方がいいよ』って仰っていました。私たちも目指せる場所にいるので、金メダルを獲れるように頑張りたいなって改めて思いました」と金メダリストからのリアルな言葉に刺激を受け、井上琴絵選手は「金メダルを見せていただいて、重みをすごく感じました。来年の東京2020オリンピックに向けて『あと1年本当に頑張ってね』って心強いお言葉をいただけて嬉しかったです」と力強い励ましに感謝した。

一方で東洋の魔女メンバーの松村好子さんは「見た人の心の中に残る試合をしてほしい。私たちの時は皆さん(試合を)観た人が、バレーボールを好きになって、ママさんバレーが普及したってことがあります。そういう何か結果が出るような、日本人の心の中に残る試合をしてほしいなと思います」と東京2020オリンピックでの活躍を誓う現役選手たちにエールを送った。

(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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