中国メディア・東方網は29日、サッカー元日本代表本田圭佑選手の発言を紹介したうえで、「日本のスターと中国選手との差は技術だけではなく、精神的な追求の部分が大きいのかもしれない」とする記事を掲載した。

 記事は、33歳の本田選手について昨シーズンは豪メルボルン・ビクトリーで24試合に出場して8ゴールを決めるも、7月に放出されて現在は所属先が決まっていない状態であると紹介した。

 そして、本田選手が27日にツイッターで英プレミア・マンチェスターユナイテッドの公式アカウント向けに「オファーをください。お金はいらない。偉大なクラブで偉大なチームとともにサッカーがしたい」とツイートしたことを伝えている。

 そのうえで、本田選手がこのようなツイートをした背景には同クラブが現在攻撃陣の台所事情が厳しく、スールシャール監督が来年1月の移籍市場に補強を行う可能性が取りざたされていることを挙げた。

 記事は、「中国スーパーリーグ選手の年俸が数千万元という状況に対して、現在脂が乗り切っているはずの本田がこれほどシンプルな逆オファーを出している」とし、時として自身の実力に見合わないような高額報酬を求める中国の選手たちには考えられないような行動であるとの見方を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

お金はいらないからオファーをくれ・・・こんなことが言える中国のサッカー選手はいるか?=中国メディア