これで新東名中央道間の約8割が開通することに。

国土交通省関東地方整備局 甲府河川国道事務所は2019年9月27日(金)、中部横断道の富沢IC~南部IC間(山梨県南部町)およそ6.7kmが、11月17日(日)15時に開通すると発表しました。

中部横断道は、静岡と山梨、長野の3県を南北に貫き、新東名高速中央道上信越道を連絡する道路です。今回の開通により、新東名中央道のあいだは、その8割が完成することになります。なお、開通区間は4車線で設計されていますが、暫定的に2車線で整備されます。

甲府河川国道事務所によると、山梨県庁と静岡県庁のあいだは、中部横断道の整備前に国道52号経由で2時間45分を要していたのが、今回の開通により中部横断道経由で2時間を切り、1時間55分で移動できるそうです。同事務所は開通による時間短縮の効果として、両県間における物流の効率化、観光周遊の拡大などが期待されるとしています。

なお、2020年内には南部IC~下部温泉早川IC間(13.2km)が開通し、新東名中央道のあいだつながる予定。これにより、山梨県庁~静岡県庁間の所要時間は1時間40分まで短縮される見込みだそうです。

中部横断道の富沢IC~南部IC間が2019年11月17日に開通する(画像:甲府河川国道事務所)。