ベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが選手兼監督を務めるアンデルレヒトの不振が深刻となっている。イギリス『HNL』が伝えた。

昨シーズンのレギュラーシーズンを4位で終えたアンデルレヒトは、上位6チームで争われるプレーオフで6チーム中最下位に終わり、56年ぶりに欧州大会出場を逃した。

その屈辱からの巻き返しを目指し、今シーズンからコンパニを選手兼監督として招へいした。

だが、開幕から大不振が続くチームは第9節終了時点で1勝5敗3分けの13位(16チーム中)に低迷。とりわけ、9試合でわずか6ゴールと深刻な得点力不足に喘いでおり、直近の試合では開幕から未勝利が続くワースラント=ベフェレン相手にゴールレスドローに終わっていた。

そして、この体たらくに堪忍袋の緒が切れたウルトラスは同試合後、スタジアムのメインゲートを塞ぐ形で居残り、クラブに対して抗議活動を行った。その中で一部のサポーターからは、ここまで結果を残せていないコンパニやヘッドコーチサイモン・デイビス氏らの解任を求める声を上げていたとのことだ。

コンパニは第4節以降、プレーに集中するため試合当日に限り、デイビス氏に采配を一任するプラン変更を行うなど、チーム改善に向けて取り組んでいたが、選手に専念した矢先に負傷離脱を強いられて直近のリーグ戦4試合を欠場している。

◆ウルトラス激怒

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