ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は、ワールドワイド・スタジオのチェアマンであったショーン・レーデン氏が9月末付で退任したことを明らかにした。退任した経緯や後任の人事などは明らかにされていない。

(画像はYouTube 「E3 2016 PlayStation® Press Conference」より)

 レーデン氏は1987年ソニーに入社。2007年10月から2010年3月まで日本のSCEJ(ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン)のプレジデントを務める。2014年には前任のジャック・トレットン氏から引き継ぐ形で、旧SCEAのプレジデントとCEOを兼任した。

 以降のE3におけるプレスカンファレンスや各イベントでは、顔役として冒頭で登場することも多かったため、日本在住でも彼の顔を見たことがあるという読者は多いだろう。2018年3月には、SIEAのプレゼントの座を退き、ワールドワイドスタジオのチェアマン専任に。当時の発表でレーデン氏は、「SIEの成長を牽引するプレイステーションならではのゲームタイトルを生みだし続けてまいります」とされていた。

 ワールドワイド・スタジオには、The Last of Us Part IINaughty Dogや、Horizon Zero DawnのGuerrilla Games、Ghost of TsushimaのSucker Punch Productions、グランツーリスモ』シリーズのポリフォニーデジタルなどが所属。ソニープレイステーションを代表するシリーズを要するスタジオ群となっている。直近では今年8月にMarvel’s Spider-Manを開発したInsomniac Gamesを買収した。

文/ishigenn

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