ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の名作戯曲を、才気あふれる演出家たちが新たに創り上げるシリーズ「KERA CROSS」の第2弾公演「グッドバイ」のビジュアル第1弾が公開された。

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本戯曲は、太宰治の未完の遺作小説「グッド・バイ」をベースに、KERAが新たにドラマを創り上げ、2015年に初演。第23回読売演劇大賞最優秀作品賞、優秀演出家賞(KERA)、最優秀女優賞(小池栄子)を受賞、さらに平成27年芸術選奨文部科学大臣賞(KERA)を受賞するなど、大きな反響を呼んだ。

それを生瀬勝久の演出、出演に藤木直人ソニン真飛聖、小松和重、生瀬ら華やかな顔ぶれでの上演が発表され、すでに話題となっており、2020年1月11日(土)より、東京・かめありリリオホールを皮切りに、全国各地で公演が決まっている。

妻子を田舎に残し、東京で10人もの愛人を作り雑誌編集者として生活する不埒(ふらち)な男・田島周二と、彼を取り巻く女たち、妻、そしてひょんなことから田島と知り合う怪力で大食いの美女・キヌ子、など周囲の人々を巻き込みながら珍騒動が展開される。

今回公開されたビジュアル第1弾は、藤木扮(ふん)する田島、ソニン演ずるキヌ子、生瀬演ずる連行、そして真飛、小松の5人が満面の笑みを浮かべる姿が印象的。

KERA作品史上初のロマンティック・コメディーであり、“恋愛狂騒劇”(スクリューボール・コメディー)という、この作品の世界観が垣間見えるビジュアルとなっている。(ザテレビジョン

KERA CROSS第2弾「グッドバイ」に出演する真飛聖、小松和重、生瀬勝久、藤木直人、ソニン(写真後列左より時計回り)