チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節が行われ、開幕節でそれぞれ黒星を喫したアタランタとシャフタールが対戦した。アタランタのホームスタジアムが改装中のため、同クラブのホーム初戦はサン・シーロで行われた。

 アタランタは14分、ペナルティエリア内でヨシップ・イリチッチが倒されPKを獲得。イリチッチがそのままキッカーを務めたが、GKアンドリー・ピアトフが見事にストップしてシャフタールは危機を脱する。

 さらにアタランタは28分、イリチッチが再びゴールに迫るがシュートはゴールポストに嫌われる。それでもそのこぼれ球を繋ぎ、ハンス・ハテブールのピンポイントクロスにドゥバン・サパタが頭で合わせ、アタランタは先制に成功した。

 一方のシャフタールは30分、マルロスが左足のミドルシュートでゴールを狙う。しかしこれはGKピエルルイジ・ゴッリーニが弾きアタランタは難を逃れる。36分にもアラン・パトリキがシュートを放つが、GKの正面に飛び同点弾とはならなかった。

 すると41分、シャフタールはパトリキが絶妙なスルーパスを供給。これに反応しDFの背後に抜け出したジュニオール・モラエスが落ち着いてゴールを決め、スコアを振り出しに戻した。

 前半終了間際の45+2分、シャフタールはフリーキックのチャンスを得る。キッカーを務めたマルロスのシュートはクロスバーに当たり逆転弾とはならず、そのまま前半が終了した。

 後半に入っても両チーム一進一退の攻防が続く。アタランタは63分、アレハンドロゴメスのクロスにサパタが合わせて決定機を迎えるがシュートはゴールのわずか右に外れる。

 するとシャフタールは試合終了間際の90+5分、エリア内でボールを受けたソロモンが落ち着いてボールをコントロール。最後は冷静に流し込み土壇場で決勝点となる逆転ゴールを決めた。試合はそのまま終了し、シャフタールが2-1で試合を制して勝ち点3を手にした。

【スコア】
アタランタ 1-2 シャフタール

【得点者】
1-0 28分 ドゥバン・サパタ(アタランタ
1-1 41分 ジュニオール・モラエス(シャフタール)
1-2 90+5分 マノー・ソロモン(シャフタール)

スターティングメンバー
アタランタ(3-4-3)
ゴッリーニ;トロイ、マジエッロ(68分 ムリエル)、パロミノ;ハテブール、デ・ローン、パシャリッチ、カスターニュ(57分 ゴセンス);イリチッチ(57分 マリノフスキー)、アレハンドロゴメスドゥバン・サパタ

シャフタール(4-2-3-1)
ピアトフ;ボルバト(90+3分 ドス・サントス)、クリフツォフ、マトヴィエンコ、イスマイリー;パトリキ(69分 ソロモン)、ステパネンコ;マルロス(86分 コノプリャンカ)、コヴァレンコ、タイソン;モラエス

シャフタールは試合終了間際の逆転弾でアタランタに勝利した [写真]=Getty Images