学生時代と社会人とではヘアサロンの選び方は変わらないという人でも、ママになるとガラッと変わるケースが多いようです。「子どもを受け入れてもらいやすい」ということ以外に、こんなところに注目すると、お気に入りのサロンがみつかりやすいですよ。

■規模感

 とにかく規模が大きくてスタッフ数も多く、そして回転が早いところがよい! という場合と、静かでアットホームで、担当の人が自分のことをよく分かってくれているところがよい! という場合。ママになっても好みが分かれる部分です。筆者は後者で、独身時代はおしゃれで人気の(やや大きめな)サロンがよかったのですが、妊娠を機にスタッフ数が少なく誰とでも知り合い感覚で話せるサロンが好きになりました。「なんだか今通っているところがしっくりこなくなってきた」という場合は、規模感から見直してみることも一つの方法です。

■充実しているメニュー内容

 カラーやトリートメントなどの最新薬剤が豊富で技術があるのか、ヘッドスパや炭酸スパなどのリラクゼーションメニューが豊富なのか、この違いも大きなポイントです。筆者は、カラーよりもマッサージサービスを重視して選ぶようになりました。カラーやトリートメントにこだわった場合と同じ料金感で、極上のリラックスタイムを過ごせるところを探すようにしています。子どもの成長と共に、カラーへのこだわりがなくなるようになると、この好みも変わっていきそうです。

■料金設定

「自分の髪だからかけたいお金(値段)」と、「子どもが一緒にカットをお願いした場合にかけたいお金(値段)」では違うケースも。とくに、子どもが女の子の場合、「ママと一緒のところがいい!」と言い出すこともあるでしょう。もちろん、違うところに連れて行くのは大変なので、一箇所で済ませたいという気持ちもあります。そう考えると、少しお手頃価格で、子どもの分を上乗せしても乗り切れるサロンを探しておきたいものです。

■子どもを預ける環境があるかどうか

 最近では、託児環境が整っているサロンが多いですね。また、託児場所がない場合でも、相談すれば工夫をして預かってくれるところも。お気に入りのサロンがみつかったら、一人で行った際に「子どもを連れてきても大丈夫ですか?」と確認しておくとよいでしょう。

 昔は自分のことしか考えていなかったヘアサロン選び。就職や結婚、妊娠を経ると考え方がガラッと変わり、こんなにも視点が変わるのかと驚きました。まだ出産予定がない場合でも、「今はここが好きだけど、数年経ったらこんなところに変えたいなぁ」とイメージを膨らませておくと、サロン選びが楽しくラクになりますよ。

(美容・健康ライター Nao Kiyota)

アサジョ