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劇場アニメBLACKFOX」の初日舞台挨拶が本日10月5日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの石動律花 / リリィ役の七瀬彩夏、ミア役の戸松遥メリッサ役の大地葉が登壇した。

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BLACKFOX」は近未来の大都市を舞台に、忍者一族の長女である石動律花の活躍を描いたオリジナルSFアクション作品。総監督を野村和也、監督を篠原啓輔、脚本をハヤシナオキ、制作をStudio 3Hzが担当している。七瀬は「オーディション、アフレコから待ちに待った公開となりました。たくさんのスタッフさんが関わり、公開まで時間がかけられた作品なので、皆様の感想を聞くのが楽しみです」と緊張しつつも感謝をこめて挨拶。MCから本作を観ての感想を尋ねられると、3人は「アクションシーンの迫力がすごい」と口を揃え、大きいスクリーンで観られることへの喜びを語った。

オーディションは2017年、アフレコは2018年に行われたという本作。七瀬はオーディションを振り返り、「幼少期の律花、成長した律花、リリィの3パターンの演技を行いまして、日常シーンからシリアスシーンまで幅広く演じる必要があり、難しい役柄だなと感じました」と当時の心境を語った。大地は自身が演じるメリッサを「全体の中で日常を表現しているキャラクター。やっぱり出てくるとホッとする」と話し、「普段演じているキャラクターは男の子キャラばかりでしたが、メリッサが自身とかけ離れているぶん、自分の理想を落とし込んで演技することができました」とキャラ作りについて語った。一方戸松が演じるミアは、頭脳明晰なサイキッカーというミステリアスな役どころ。戸松は「父親(ローレン)との不思議な関係について感情移入できるようになった、ミアの幼少期のシーンは印象に残っています」と、ミアの生い立ちや親子関係の背景が明かされるシーンを感慨深げに振り返った。

アフレコ現場の様子について聞かれると、初回のアフレコでは非常に緊張していたという七瀬は「キャストの皆様がとても優しくしてくれて、2回目は緊張せず臨むことができました」と笑顔を見せる。また本作にはベテランのキャストも多数出演。戸松は「ローレン役の飛田(展男)さんがアフレコテストのとき、演技が絵に勝つくらいすごくて、スタッフから『抑えてください』と言われていたのが印象的でした」と明かし、七瀬や大地も同意。3人は思い出し笑いをしながら、和気あいあいと思い出話に花を咲かせた。

なお本作の連動プロジェクトである特撮アクション時代劇「BLACKFOX: Age of the Ninja」が、本日から各動画配信サービスで配信スタート。律花の祖先を描いた同作には、七瀬もワンシーンの特別出演を果たしている。またBlu-ray / DVDが12月18日に発売されることも決定。2作品を収録した豪華版をはじめ、アニメ「BLACKFOX」のみを収録した特装限定版、通常版も用意される。

劇場アニメ「BLACKFOX」

新宿バルト9ほか全国劇場にて公開中

スタッフ

原作:PROJECT BLACKFOX
総監督:野村和也
監督:篠原啓輔
キャラクターデザイン:斎藤敦史
脚本:ハヤシナオキ
メカニカルデザイン:片貝文洋
アニマルドローンデザイン:安藤賢司
プロデュース:infinite
アニメーション制作:Studio 3Hz

キャスト

石動律花 / リリィ七瀬彩夏
ミア:戸松遥
メリッサ大地葉
アレン土田大
兵衛:津田英三
オボロ藤原啓治
マダラ:豊崎愛生
カスミ鳥海浩輔
ローレン:飛田展男
ブレッド:東地宏樹
ハロルド小山力也

(c)PROJECT BLACKFOX

「BLACKFOX」初日舞台挨拶の様子。左から戸松遥、七瀬彩夏、大地葉。