カウンセリング

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 埼玉県(736万3000人)は、働くがん患者の治療と仕事の両立を支援するため、7月から「がんワンストップ相談」を開始した。労働者健康安全機構埼玉産業保健総合支援センターとの共催で実施するもので、看護師や医療ソーシャルワーカー、両立支援促進員などがんの診療・相談に従事している専門家やがん経験者が相談に対応する。

 相談は県男女共同参画推進センター(さいたま市中央区新都心)で実施。相談できるのは、県内に在住または在勤する就労中のがん患者(休職中も含む)。相談は無料。

 事前予約制で、相談希望日時・年代・診断名・治療状況・現在の就労状況・相談内容などを伝えて県疾病対策課へ電話かメール、webで申し込む。仕事帰りなどでも相談しやすいように、相談は月2回、平日夜間に3つの時間枠(18時15分~19時、19時~19時45分、19時45分~20時30分)を設けている。がんの病気や治療に関すること、症状や副作用に関すること、仕事に関すること、経済面に関すること、医療従事者との関係、経験者の話などについて複数の項目を相談できる。セカンドピニオンに準ずることや病院の紹介などには対応しない。

(月刊「ガバナンス」2019年9月号・DATA BANK2019)

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