Image: Alex Cranz (Gizmodo)

前世代より安く、パワフルになった!

先週、Intelインテルがまったく新しいプロセッサー「Xシリーズラインアップを発表したというニュースが報じられました。そして今週になり、インテルから性能比較データ、価格、そしてキラっと光る新品のXeonプロセッサーも重ねて発表されました。

これらを総合的に考えると、Intelはたくさんのコアを搭載したプロセッサーを求める人たちを、困惑させているのかもしれません。

ここ数年は高価すぎた

困惑という言葉は少々キツい言い方だったかもしれません。インテルはひどいプロセッサーを作っているわけではないものの、ここ数年さかのぼって、彼らが作るもっともファンシーなプロセッサーの値段が高すぎると感じていることは間違いありません。

前世代の「Xシリーズ」は1,700ドル(約18万2,500円)で販売されましたが、エラー・コレクティング・コード・メモリーなどをサポートする、よりプロ向けのXeon W」は、18コアのW-2195で最高2,553ドル(約27万4,100円)で販売されていました。一方で32コアのAMDThreadripper」の最高価格は1,800ドル(約19万3,300円)。インテルを買うのは結構ひどい取り引きに思えたのでした。

第10世代で安くなった

ですがインテルは、第10世代のプロセッサーでこれを変えようとしています。18コア、36スレッド、最大1TBのRAMサポートした新しいXeon W-2200」シリーズは、販売価格は1,333ドル(約14万3,100円)となっています。

インテルはAIが使えるこの新チップにかなりの労力を注ぎ込んだことで、画像処理などAIによる負荷の高いタスクは速度が前世代とくらべて最大2.2倍になり、4K編集、ソフトウェアコンパイル、3Dレンダリングなどの従来行っていた作業効率は10~11%の高速化を達成したと話しています。

実際に比較して見せてくれた

インテルはそのパフォーマンスを見せてくれました。設備環境は比較的シンプルでした。そこでは前世代の「W-2195」と、今年の「W-2295」を搭載した、2種類の同じワークベンチを比較しながら、大きな4Kファイルを開いてレンダリングしてくれました。そして各コンピューターは、まったく同じタスクを連続して複数回実行しました。平均して、「W-2295」は4Kレンダリング106で行い、「W-2195」は同じことを130で行いました。

この結果により、前世代よりも1,200ドル安いプロセッサーであっても、性能はかなり向上したことがわかりました。

第10世代「Xシリーズ」

「W-2200」シリーズのほかにも、インテルは新しい第10世代「Xシリーズ」も用意しています。これは18コアのIntel Core i9-10980XE Extreme Edition」に対応しているとのこと。こちらは980ドル(約10万5,000円)で、前世代に最上位クラスだった「Xシリーズ」の半額以下となっています。インテルによると、新しい「Xシリーズ」は平均で7%高速化されると考えられ、AIタスクの性能は「Xeon W-2200」シリーズと同じく、前世代の2.2倍と大幅に向上すると話しています。

第9世代「Sシリーズ」もお安くなる

価格の下落は、動画配信者、プロ、そしてゲーマー向けの超最高仕様のプロセッサーに限られたものではありません。インテルはほかにも、第9世代「Sシリーズの価格も引き下げました。これらのCPUGPUが内蔵されていないため、少々安くなっているのです。そのため、AMDNVIDIAから別途でGPUを購入する予定のゲーマーには理想的だったのでした。

Image: Intel

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AMDとの比較はこれから

次のゲームデスクトップの中にインテルが本当に必要なら、インテルはプロセッサーを更に魅力的にしています。しかし、AMDによる最新のRyzenとどう違うのかは、これらの新しいCPUを実際に調べてみないとわかりません。

インテルいわく、新しい「Xeon W」および「Xシリーズ」は11月に発売されるとのこと。しかし「Sシリーズ」の大幅な値下げは、本日から実施されるともあります。

Source: Intel (1, 2)