エッセイ漫画をInstagramに公開しているマル(marumaru6302)さんは、小学生の時の実体験を元に、フィクションとして『あるクラスメイトと学校の話』を描きました。

小学生の頃は、かなりトゲトゲしていたというマルさん。

小学校でクラスメイトが理不尽な目に遭ったのを見て、マルさんは自分なりの抗議をしました。

『理不尽がいっぱい』

クラスメイトが教師から叩かれたのを見て、怒りに震えたマルさん。

『わざとクラスメイトと同じ状況を作る』という無言の抗議をしたのですが、教師からの反応はありませんでした。

理不尽さへの抵抗を続けたら


クラスメイトを叩いた教師は、『完全な悪』というわけではありませんでした。生徒思いな一面も持ち合わせていたのです。

しかし、教師の指導方法が時代に合わなくなるにつれ、生徒の心が離れるように。マルさんが小学校を卒業して数年経った頃には、母校で学級崩壊が起こっていました。

大人になって見えてきたもの


クラスメイトを叩いた教師は、きっと生徒全員に『大多数と同じ人生のレール』を歩んでほしかったのでしょう。

先駆者が少ない分、別の道の先には特別な苦労があるかもしれません。支える側も大変なため、一部の教師はどうしても「子どもたちはみんなと同じであってほしい」と思ってしまうのでしょう。

また学校では人手が足りず、生徒一人ひとりの特性に合った指導ができないことも。しかし、例えそうであっても生徒を一緒くたにせず、その子自身の幸せをできる限り優先するべきではないでしょうか。

ましてや、「みんなと違うから」と叩くようなことはあってはならないことです。

子供時代に窮屈な思いをした人が、後の人生で報われることを願わずにはいられません。


[文・構成/grape編集部]

出典
marumaru6302