小説投稿サイトタイトル慎重勇者(掲載媒体はカクヨム本作は異世界に召喚された勇者が世界を救う”という近年の異世界転生(転移)ものの文脈に沿ったタイトルだ。

 この圧倒的テンプレート実家のような安心感を覚える視聴者も少なくないはず。しかし、今回異世界にお呼ばれした主人公竜宮院聖哉は“いつものヤツら”とは一味違う。この男、圧倒的な能力を持ちながら病的なまでに慎重なのだ。

 当然、そんな男が主役を務める本作がお約束展開を辿るワケもなく……?

©土日月・とよた瑣織/KADOKAWA慎重勇者製作委員会

▼『慎重勇者』1話上映会10月9日(水)25時より▼
「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」1話上映会

救う世界は難度S! 最強の男、召喚される

 冒頭で救世難度Sクラスの世界・ゲアブランデの担当を任された新米女神のリスタルテこれまでにも数回勇者を送り込んで世界を救った経験のある彼女だが、難度Sは何百と世界を救ってきたベテランの神でも尻込みするようなヤバめの状況にある世界だ。

 “勇者の召喚はひとつの世界につきひとり”というルールに則って優秀な人材を探すリスタルテ、1億人にひとりクラスの圧倒的ステータスを誇る逸材・竜宮院聖哉に目を付ける。彼のステータスなら難度Sの世界でも余裕、と喜び小躍りする彼女。さっそく召喚を行うと、現れたのは無愛想な雰囲気を纏いつつも高身長かつイケメンの男。

 圧倒的ステータスに加えてスタイルもよく、さらに美形の役満でリスタルテテンションはブチアゲ。そんな浮かれた気持ちを隠しつつ、女神として威厳のある態度で聖哉に語りかけるがなにやら様子がおかしい……。この男、あまりにもクールかつ疑り深いのだ。

 召喚当初のテンションもどこへやら、とりあえず聖哉を連れて現地に赴こうとするリスタルテだが、なんと聖哉はこれを拒否! あろうことかその場で異世界行きの入念な準備として筋トレを始めてしまった。そう、彼のステータス欄の備考にはあり得ないほど慎重と記載されていた……。

©土日月・とよた瑣織/KADOKAWA慎重勇者製作委員会

慎重勇者の珍道中がスタート!

 超慎重な勇者・竜宮院聖哉トレーニングを開始して早数日。先輩女神のアリアドアアドバイスを受けたリスタルテは、聖哉が日本人ということもありおにぎりの差し入れを持って様子をうかがいにいくが、聖哉は“得体の知れない存在が作った得体の知れないもの”としてリスタルテ毒見を要求。多少は見知った相手でも決して気を抜かない竜宮院聖哉、あまりにもかっけぇ……。

 それから1週間後、ようやく聖哉から準備が整ったとして呼び出しを受けるリスタルテ。なんとこの男、本来であればレベルアップには大して効果のない筋トレレベル15まで上げていたのだ。さっそくゲアブランデに赴こうとするリスタルテと聖哉。余談だがこのとき聖哉が発したセリフ、「ready perfectly」(準備は完全に整った)が彼のキメゼリフのようだ(なお、実際はperfectly readyの用法が一般的)。

 異世界に赴くまでに約14分もの放映時間を費やしたが、いよいよ冒険の舞台・ゲアブランデに降り立つ。スタート地点からすぐの街に入ると、行き交う通行人をモンスターが化けているのでは、もしくは殺人鬼のような凶悪犯罪者の可能性もあるいつもの病気が始まる。装備を整え、街の外で実際にモンスターと闘ってみようというリスタルテの提案に渋々ながら従った聖哉の前に現れたのは最弱のモンスタースライム

 大人であればこん棒で容易に撃退可能、というスライム相手に聖哉は大技を連発! スライムは初撃で跡形もなく消し飛んでいるが、この男はもはや手遅れ。自身が納得するまで延々と攻撃を繰り返すのだった。目に見える情報を過信せず、万が一の可能性まで入念に潰す竜宮院聖哉、あまりにもかっけぇ……。

©土日月・とよた瑣織/KADOKAWA慎重勇者製作委員会

 スライムを完膚無きまでに消滅させた聖哉に、「あなたは十分に強い」と諭すリスタルテ。そこに、こんな場所に現れるはずもない魔王軍の四天王ケオス・マキナが現れる。さすが難度Sの世界というべきか、あらかじめ勇者の出現を予期していた魔王は勇者が降り立つ初期地点としてモンスターが弱い地域にアタリを付けて配下を遣わせていたのだ。

 聖哉と対峙し、その能力に警戒を強めるケオス・マキナ。いきなり現れた強敵にリスタルテが聖哉の方をうかがうと、既に彼は逃げ出していた。そんな聖哉をふつうの勇者は咄嗟にそんな行動選べない、として追走するケオス・マキナ。女神を置いて逃げるなと聖哉を追うリスタルテ。第1話はそんな場面で幕を閉じる。

©土日月・とよた瑣織/KADOKAWA慎重勇者製作委員会

 第1話にしてあり得ない行動を連発した新機軸の主人公・竜宮院聖哉。異世界転生ものとしてはスタンダード寄りの世界観、ストーリーラインを踏襲しつつも、その性格からこれまでのタイトルとはまったく異なる展開になるのは間違いないだろう。また、どちらかといえばシリアス寄りの設定だが聖哉の突拍子もない行動&リスタルテのフォローもあり基本的にはコメディタッチで描かれるので視聴感も軽く、スッと観れるタイトルに仕上がっている。

 何事にも動じず終始セクシーな低音ボイスでしゃべる竜宮院聖哉があまりにもかっけぇので、魔法科高校の劣等生司波達也ことお兄様系の主人公を求めている視聴者にはとくにおススメしたい一本だ。

▼『慎重勇者』1話上映会10月9日(水)25時より▼
「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」1話上映会

 

文/Jくん

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