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10日(木)は日中は秋晴れとなるところが多いですが、関東甲信や東海地方の一部などでは、夜遅くから台風の影響で雨が降り出しそうです。お帰りが遅くなる方は念のため傘を忘れずに。そして、台風への備えは、晴れ間のある明日までにしておきましょう。

台風 今後の進路

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台風19号は、9日午後6時現在、小笠原近海にあって、時速約15キロで北北西へ進んでいます。中心の気圧は915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、中心から半径240キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。あす10日午後6時には、日本の硫黄島の西約300キロ付近に達すると予想されます。
台風は、日本の南で次第に北のち北東に進路を変えて、非常に強い勢力を保ったまま、12日から13日にかけて西日本から東日本に接近し、上陸するおそれがあります。

10日の天気 日中は広く晴れるが、夜遅くから雨が降り出す所も

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午前中を中心に、高気圧に覆われて晴れる所が多いでしょう。放射冷却で、朝の気温が下がる所もありますが、日中はきょう9日よりも気温が高くなる所が多く、気温差が大きい一日となりそうです。近畿以西では、最高気温が29度くらいまで上がる所もありそうです。服装で上手に調節なさって下さい。
午後になると徐々に台風の影響が出てきます。関東から四国地方太平洋側を中心に雲が出始め、夜遅くになると、関東甲信地方や東海、九州の一部地域では、沿岸部から次第に雨が降り出すと予想されています。これらの地域にお住まいでお帰りが遅くなる方は、傘マークがついていなくても、念のため傘をお持ちください。
伊豆諸島は夜から大気の状態が不安定となり、落雷や短時間で強い雨が降る可能性もあります。ご注意下さい。

風や波の影響もじわじわ

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あす10日、雨の降り出しよりも前に台風の影響が出始めるのが、風や波です。
小笠原諸島では、すでに風が強く吹き始めていますが、あす10日にかけて最大風速23メートル、最大瞬間風速35メートルの非常に強い風が吹く可能性があります。
また、小笠原諸島と大東島地方では、海は大しけとなるでしょう。10メートルの波も予想されています。九州南部、奄美地方、近畿地方四国地方、伊豆諸島でも、台風の接近に伴って次第に波が高くなるでしょう。
これらの地域では、10日からうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。

台風15号の被災地にも影響のおそれ 備えはあす日中までに

徐々に影響が出始めている台風19号ですが、あさって11日になると、雨、風、波それぞれに注意警戒が必要な地域がさらに広がっていく見込みです。
太平洋側の広い範囲を中心に、12日から13日をピークに、暴風や警報級の大雨となるおそれがあります。
特に、先月9月に台風15号で被害を受けた千葉県や伊豆諸島にお住まいの方は、雨が降り出す前のあす日中までに、台風に備えた準備をするようになさって下さい。

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