立川志らく(画像は立川志らくTwitterスクリーンショット

かつて戦時下の日本では「言論統制」が敷かれていたが、現在は「言論の自由」や「表現の自由」が認められている。しかし「自由」に対する考えかたは人によって異なるため、しばしば議論の対象となるようだ。

■表現の自由とは

8月1日より愛知県で開催された国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』にて、企画展『表現の不自由展・その後』がスタート。しかし従軍慰安婦像などの展示が大きな物議を醸し、わずか3日で中止となっていた。

同展覧会は「日本における『言論と表現の自由』が脅かされているのではないか」という危機意識から生まれ、公共の場でタブー視されているテーマがなぜ排除されるに至ったかを考察している。

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■立川志らくの意見

約2ヶ月の中止期間を終えて10月8日より再開を果たした同展覧会だが、快く思っていない人物も多いようだ。9日放送の『グッとラック!』(TBS系)に出演した落語家・立川志らくは、『表現の不自由展』の再開に断固反対する様子を見せた。

番組内では再開を歓迎する意見が多数だったが、志らくは展示作品である昭和天皇の肖像をコラージュした版画を燃やす映像を例に挙げて「自分の親の写真を焼いたり踏んだり、それも芸術だと言ったらどうしますか?」と徹底抗戦している。

■過去の発言では…

自分の思いをストレートに伝えられるのが志らくの魅力だが、ときには「感情的」と受け取られ非難されてしまうケースも。

以前には自身のツイッターを更新し、「表現の不自由展に対する持論」を展開することも「表現の自由」として尊重されるべきではないかと疑問を投げかけていた。

物々しいイメージのつきまとう『表現の不自由展』だが、『あいちトリエンナーレ2019』が終了する14日まで無事に展示を続けられるのだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

立川志らく、『表現の不自由展』の再開に持論 「それも芸術?」