湘南ベルマーレは10日、曺貴裁前監督の後任として、湘南U-18の監督とベルマーレフットボールアカデミーダイレクターを務める浮嶋敏氏(52)が就任したことを発表した。

湘南では曺貴裁前監督が今年8月にパワーハラスメント問題が報道されたことで指導活動を自粛。今月4日に同行為が認定され、クラブは指揮官の復帰を要請する姿勢を見せていたが、8日に同監督の辞任が発表されていた。

2002年に神奈川県立新城高校サッカー部の監督を務め、指導者キャリアをスタートさせた浮嶋氏は、横浜FCジュニアユースや同ユースの監督などを歴任し、2011年に湘南入り。同年から2年間はトップチームのコーチとして曺貴裁前監督とも共闘。2013年からは、湘南ベルマーレU-15平塚の監督、2019年には湘南U-18の監督に就任。この間、フットボールアカデミー ダイレクターも兼務していた。

トップチームの監督に就任した浮嶋氏は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

「この度、トップチームの監督に就任いたしました。2011年より9年間、トップチームとアカデミーコーチとして指導に携わってきましたが、湘南ベルマーレがこれまで積み上げてきたサッカーを大切にし、活き活きとエネルギーに満ちた戦いができるよう働きかけていきたいと思います。『湘南スタイル』に磨きをかけ、応援して下さる皆さんと共に前進していきたいと思います」

また、湘南は同日、湘南U-18でコーチを務めていた石川桂氏(31)のトップチームコーチ就任、テクニカルダイレクター兼国際事業マネージャーを務めていた関口潔氏(50)のGM就任も発表している。

湘南ベルマーレは現在、明治安田生命J1リーグで9勝4分け15敗で15位に位置。10日から指導する浮嶋監督は、19日のJ1リーグ第29節の横浜F・マリノス戦で初陣を迎える。

サムネイル画像