バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、黄金期を支えた2人の選手について言及した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が同国のラジオ局『RAC1』のインタビューを引用して伝えている。

2008-09シーズンから2011-12シーズンまで指揮したジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ指揮官)の下、黄金期を築き上げたバルセロナ。圧倒的なポゼッションと華麗なパスワークを武器に、ラ・リーガ3連覇に加え、2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げるなど、数々のタイトルを獲得した。

その中心にいたのが、現在、カタールのアル・サッドを率いているチャビエルナンデス監督と、ヴィッセル神戸プレーする元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだ。

そんな2人と輝かしい時を過ごしたメッシは、当時のバルセロナを回想。両選手があのスタイルのフットボールにどれだけ重要な存在だったかを語っている。

「何が起こるかは明らかだったよ。アンドレス(・イニエスタ)とチャビのような選手を見つけることは不可能だからね。(彼らが居た時)フィールドの半分で90%のポゼッションを誇り、取られても5秒後には奪い返していた」

「僕らは常に何が起こるか分かっていたんだ。素晴らしいミッドフィルダーがいたけど、その中でもイニエスタチャビは特別だった」

「全てが彼らを経由していたんだ。だから、彼らがいなくなり、チームのスタイルや哲学を変えなくてはならなくなった」

また、アル・サッドで指揮するチャビ監督について問われたメッシは、将来、同監督がバルサに帰還することに期待を寄せた。

「彼が望む時、いつでも戻ってこれると思う。戻ってくるための準備はされている。グアルディオラが監督として帰ってきた時と似ていると思う」

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