イギリス・ウェールズ中西部に位置するケレディジョンの山中に、「失われた魂の洞窟(Cavern of Lost Souls)」と呼ばれる廃坑があるようだ。
YouTubeチャンネル「リチャーズ・リアリティ」を運営する探検家のグループが、このスポットを探検してみたところ思わぬお宝(?)を発見したらしい。
そこにはまさに「失われた魂の洞窟」というニックネームにふさわしい、不気味とも神秘的ともいえる光景が広がっていたんだ。
【ファンタジー映画のような地下空間にたどり着いた探検家たち】
「失われた魂の洞窟」の名はスレート鉱山といい、1960年ごろまで鉱山の採掘作業が行われていたそうだ。
YouTubeに投稿されている動画を見ると、探検家らはスレート鉱山を訪れて地下深くへとおりて行く。
さまざまなルートを探検した後、彼らは何やらファンタジックな場所にたどり着く。水のたまった池のようなものの奥に何かが積み上がっているようだ。
そこに行くためには池を越えて行かねばならず、まるでファンタジー映画のワンシーンのごときシチュエーションである。
探検からはゴムボートでそれに近づいてライトを点灯。すると、驚いたことに100台以上もの自動車が積み重ねられて廃棄されていたのだ。
採掘作業が終わってからは地元の人々のゴミ捨て場と化していた!
かつてスレート鉱山の一部として使われていたこの地下空間は、採掘作業が終了した1960年以降、どうやら地元の人々のゴミ捨て場と化していたらしい。地下空間の天井部分に地上とつながる開口部があり、そこからゴミを投げ入れていたようだ。
魔法のブラックホールは家電製品から自動車までありとあらゆるものを飲み込み、その結果、自動車が100台以上も積み上がることになったのだという。
どうしてそんなに自動車ばかりが?という疑問は残るが具体的な理由は不明。今となってはすべての自動車がめちゃくちゃになって劣化しており、また水没しているものも多く台無しである。
お宝ではなくゴミの山だったわけだけどそれでもこれだけたくさんの自動車が不法投棄されていたら大迫力だ。でも本当にどうしてこんなに自動車が?と不思議だね。
References:The drive / Daily star written by usagi / edited by parumo
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