ベルギー代表は10日、ユーロ2020予選・グループI第7節でサンマリノ代表と対戦し、9-0で大勝した。

ここまで6戦全勝でグループ首位のベルギーが、最下位のサンマリノをホームに迎えた一戦。[3-4-3]の布陣を採用するベルギーは、GKにクルトワ、3バックは右からアルデルヴァイレルト、フェルマーレン、ヴェルトンゲン、中盤センターにヴァナケンとティーレマンス、右サイドカスターニュ、左にシャドリを配置。3トップは右からメルテンス、ルカクエデン・アザールと並べた。

立ち上がりから攻勢に出るベルギーだが、自陣で5バックを形成するサンマリノを前になかなか決定機に持ち込めない。それでも28分、中盤でボールを奪ったティーレマンスのラストパスを受けたルカクがボックス右からシュート。これが相手GKの腕を弾きゴールに吸い込まれた。

先制点で勢いづいたベルギーは、ここから怒涛のゴールラッシュを見せる。31分、左サイドでボールを受けたアザールのクロスをボックス内のルカクが落とすと、ボックス手前に走り込んだシャドリのダイレクトシュートがゴ-ル右隅に突き刺さる。

さらに35分には、メルテンスの右クロスをニアのルカクヒールシュートで合わせると、相手GKの弾いたボールがブロッリに当たり、そのままゴールネットに。41分には、ボックス左から仕掛けたルカクが素早いカットインからゴール右隅にシュートを突き刺し、4点目。

攻撃の手を緩めないベルギーは、その2分後の43分にもティーレマンスの落としからボックス手前のアンデヴァイレルトがダイレクトシュートを放つと、相手DFにディフレクトしたボールがゴール右に吸い込まれる。さらに前半アディショナルタイム1分には、スルーパスでボックス右に抜け出したアザールがマイナスの折り返しを供給するとティーレマンスがゴール左にシュートを突き刺し、ベルギーが6点のリードで前半を終えた。

後半も主導権を握るベルギーは62分、メルテンスの右CKをシャドリが頭で折り返すと、ゴール前のルカクがヘディングシュートで合わせたが、これは相手GKの好セーブに阻まれる。

その後、ベルギーは68分にアザールとメルテンスを下げてカラスコヴェルスハーレンを投入。さらに76分にルカクを下げてベンテケピッチに送り出す。すると、交代選手が結果を残す。

79分、ボックス左手前で受けたベンテケカットインから右足を振り抜くと、GKは一歩も動けず。シュートはゴール右隅に吸い込まれた。さらに84分には、ボックス左から仕掛けたヴェルスハーレンがブロッリに抱え倒されPKを獲得。これをヴェルスハーレンがゴール右に決め、代表初ゴールをマークした。

ベルギーは試合終了間際の90分にも、ボックス左から侵入したヴェルスハーレンの折り返しのこぼれ球をゴール前に走り込んだカスターニュが押し込み、この日のゴールショーを締めくくる9点目を奪取。そして、試合はそのままタイムアップ。ホームで圧勝したベルギーが、予選全勝でグループ首位をキープしている。

◆グループI順位表
[勝点/試合数/得失差]
1.ベルギー[21/7/27]
2.ロシア[18/7/18]
3.キプロス[10/7/6]
4.カザフスタン[7/7/-2]
5.スコットランド[6/7/-12]
6.サンマリノ[0/7/-37]

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