窓(Lina Moiseienko/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「過去最大レベル」とも言われる台風19号。窓ガラスの飛散対策のため、窓に養生テープを「米」の字で窓に貼るという対策方法が注目を集めている。

■「窓に養生テープ」は正しい?

飛散防止策として、雨戸の無い家屋でも役立つこの方法。ツイッター上でもトレンド入りし、ホームセンターなどでも売り切れが続出している。

しかし、一方で「養生テープを貼っても意味がない」「貼ることでガラスの強度が下がる」といった声もあがっており、ネット上では養生テープを貼るか貼らないかの議論も勃発。情報が錯綜し、困惑するユーザーも見られた。

はたして、窓に養生テープを「米」の字で貼ることは正しい対策なのか。しらべぇ取材班は、アルミ建材メーカー「YKK AP株式会社」の広報担当に話を聞いた。

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■飛散防止策としては「有効」

養生テープを貼ることで窓ガラスの強度が上がるわけではない、としたうえで、「ガラスの飛散防止策として養生テープを貼ることは有効」と回答。

養生テープの他にも、窓ガラスに段ボールやビニールシートを貼るのも有効とのこと。とにかく、「部屋にガラスが入らないようにすること」が大切だという。

一方で、養生テープを貼ることで強度が下がるという声については、「検証をしているわけではないのでわからない」と回答している。

■防犯フィルムを貼る方法も

また、養生テープを貼る対策についてホームセンター「カインズ」の広報担当に確認したところ、「防犯フィルムみたいなものを貼るのが一番良いのですが、ただし割ったものがより飛散しにくくなるのがテープを窓ガラスに貼る方法」と回答。

養生テープはすでに市場では手に入らないほど人気で売り切れ店舗が続出。次いでガムテープが人気だという。

「強度が下がる」「テープを貼る意味がない」とさまざまな情報が錯綜しているが、「窓ガラスは割れるもの」と考えて飛散防止を考えたほうがよさそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・二宮 新一

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