北朝鮮国営の朝鮮中央通信は11日、韓国国会が「われわれに言い掛かりをつける挑発妄動に執着し続けている」と非難する論評を配信した。

韓国国会は先月30日、北朝鮮の核高度化とミサイル挑発を糾弾し、再発防止を求める決議案を可決した。論評はこれに対して、「膠着の局面に瀕した現北南関係をさらに破局へ追い込む許しがたい犯罪である」と指摘した。

また、「政治を論じると自称する者らが耳を覆って鐘を盗むように誰それを問題視して糾弾する『決議案』をつくり上げたことこそ、盗人猛々しいずうずうしい振る舞い、政治茶番劇だと言わざるを得ない」と主張した。

さらに、韓国の与党・共に民主党に対して「誰よりも北南関係の改善と統一についてよくうんぬんしていた執権与党が反民族的政党とらく印が押された『自韓党』とぐるになって挑発的な『決議案』つくり上げ策動に積極的に合流した」と非難した。

4月10日の朝鮮労働党中央委員会第7期第4回総会を指導した金正恩氏(2019年4月11日付朝鮮中央通信)